全端 全懌、全褘(イ)呉の良将全ソウの一族 

どうも。 諸葛菜です!

呉の全端さまのお出ましです。 ゲームではモブ武将扱いで、交州あたりで留守番太守させているって?

むむむ。

至極まっとうな扱いでござる!

全端(生没年不詳) 父:全ソウ(演義ではそうなので、そうしましょう) 子:全褘(生没年不詳) 全懌(生没年不詳)

演義での登場は第108回

孫権崩御し、幼い孫亮が即位したばかりの呉。そこに、魏の司馬昭がつけこみ、大軍を南下させます。

諸葛恪の命により、丁奉の奇襲部隊をはじめ精鋭が迎撃。全端は左の城、留略のは右の城を堅守。地の利を生かした防御で、魏の大軍を全く寄せつけませんでした。

見事だぜ、全端!

 

第112回

諸葛誕の反乱を支持すべく、呉の丞相孫チンが立ち上がります。前回の武功が実ったのか、全端、今回は主将で登場。

参考記事:于詮

呉の武将于詮が、諸葛誕とともに城に篭り、内外から魏軍を挟み撃ちにしようと画策。于詮、全端、全懌、文欽らが1万騎を率いて入城。先鋒の朱異が破れ、孫チンに処刑される。怒った孫チンは、魏軍と戦うどころか、一人帰国の途に。

全褘は孫チンからとばっちりをうけ、

「もし魏の軍勢を追い返すことができなかったら、そなたたち父子は、生きてわしの顔を見るなぞとは思うなよ」

生きても死んでも、貴様の面は見たくねえさ!どうでもいい孫チンとはいえ、総司令官が帰ってしまっては戦どころではありません。魏軍に囲まれた全褘は、退くことも進むこともかなわず、考えた末、司馬昭に投降。さらに、偏将軍に取り立てられ、父全端、叔父の全懌に矢文を打ち込み、

「孫チンは不仁の者ゆえ魏に降った方がよい」

もっともじゃっ! 全端、全懌は数千騎を率いて投降します。

全一族は、孫亮時代にずいぶん栄えたようですね。 この戦の後、孫チンによって、家族が殺されたりしましたが、魏に投降してからはそれなりに遇されたようです。

三国志7でも出てきましたね。こんなステータスでは使えないので、留守番させてました。。。文官にもなれない、武将として前線に出すと、大量の兵士を損なうので、使い勝手が悪かった覚えがあります。

全一家、お疲れでした。