蒋班・焦彝 諸葛誕を見限った勇気ある幕僚

どうも!

諸葛誕シリーズもずいぶん盛り上がってきましたね!

 

・・・

 

盛り上がらない? そんなことは百も承知さっ!(開き直り)

さて、蒋班・焦イいってみよー。

諸葛誕が蜂起したものの、結局は絶望的な籠城戦へ。食料が底を尽き始め、呉の援軍の武将どもらが投降したりと、さしもの諸葛誕も精神的にも追い詰められます。

そこへ幕僚の将班・焦イが献策。

「兵糧が残り少なになってまいりました。長引いてはことめんどう、城内の軍勢をひきいて討って出で、いさぎよく勝負を決しようではござりませぬか」

確かに篭っていても仕方がない。この二人も死を覚悟で打って出るつもりだったのでしょう。

だけど、敵と戦うよりも、この状態の諸葛誕に意見することのほうが、もっと覚悟がいります。

「わしが守ろうとしているのに(中略)二度とそのようなことを申せば斬って棄てるぞ!」

二人は天を仰いで、

諸葛誕もこれで終わりか。今のうちに降参して、死を免れるに越したことはない。」

そうだよね。こんな主人に殉じる甲斐はなさそうです。末期呂布が籠城した時に似ていますね。この2人はさしずめ魏続と宗憲か。二人は城壁を降りて、魏に降参。諸葛誕を縛り上げなかっただけでも良い奴らですよ。この時、北門の曾宣も手引きしてあげたんでしょうね・・・。

挿絵を挟んでしまうほどの熱いシーン!

完訳 三国志〈8〉 (岩波文庫)より。

この二人は一命をとりとめたものの、城内はことめんどうなことに・・・。諸葛誕自らが城を巡回し始め、逃亡、投降しそうな将兵を斬って回るという凶行に。

まさに呂布っ!!

食料豊富だが、無勢で籠城。 食料なしで、多勢で籠城。

内部分裂は後者の方が深刻です。

全親子やら、于詮の部隊まで入場したものだから、食料の減り具合も激しそうですね。いくら信念が強くても餓えには勝てません。

将班・焦彝の降服は仕方ないですな・・・。