尹大目 文欽の親友 曹氏の元奴隷 ちょこちょこ出てくるメッセンジャー

どうも! 諸葛菜です!

いや~、後半序盤の大事でもないけど、目についていたキャラをアップしていませんでした・・・。私の中では名前とともにインパクトがあったんですよ、尹大目っ!

ウィキリンクを見ると、曹氏の元奴隷とありました! 元奴隷でも抜擢してしまう魏。人材とあれば出自を問わず採用するところは、とても好きです。相当優秀なんだろうな、尹大目。

エピとかあったら知りたいな~!!

と、三国志にお詳しい読者様方々におねだりしちゃいます^-^。

曹爽への説得でひとっ走りっ!

さて、演義での登場回は107回。

曹爽が酒、金、女に溺れ、政事をロクにせず、日々遊び暮らしておった頃、皇帝曹芳を連れて先祖の墓参りを兼ねた巻き狩り遊びに行った時のことじゃ・・・。

病気を装っていた司馬懿が復活。曹爽を捕らえようとクーデターを起こしました。曹爽の周りにはモブ兄弟と曹芳、唯一まともなのが桓範。司馬懿と戦う気力もない曹爽は、キャンプ地で悶々としておりました。

曹爽&曹羲(ソウギ)、曹訓、曹彦 僕たち兄弟は豚じゃない・・・

ここで尹大目登場です。司馬懿は尹大目に、

「そなたが曹爽の気に入りであるのを見込んで、これを頼むのじゃ。向こうへ参ったら、わしと蒋済とは、洛水を指さして兵権のことだけであって他意はないと誓ったと伝えてくれい」

尹大目は承知して発つ。

上奏文を曹爽に渡すや、曹爽は仰天して馬から転げ落ちそうになります。 いっそのこと転げ落ちちまえばもっと面白いのに。

この時、小説では尹大目と曹爽の会話はありません。 でも、何かしら話していると思うんですよね。

「曹爽殿、洛陽宮中は未だ大混乱。将兵たちは司馬懿につくか迷うてござりまする。殿はこのまま許昌へ行かれて、兵を起こしてくだされい。それがし、宮中の曹爽殿恩顧の将兵らを糾合し、ご親族の夏侯覇兄弟、諸王への檄文を発しまする…!」

「で、でも・・・僕…戦は苦手だしい(汗)」

これくらいのやり取りはあっただろうなと妄想してみました。結局、司馬懿にやられて曹爽一族は皆殺しに…。

文欽との仲も良かったので再び単騎駆け!

続いて、第110回。

『オメエの出番だっ!大目っっ!』

曹芳を廃帝にしたことに怒り、毌丘倹(カンキュウケン)&文欽がコンビを組み、「ビッグ・ボンバーズ」を結成!やや2流だけど勇将カン丘倹が怒ったことで、司馬師も動揺。が、当然戦況は思わしくなく、文欽は寿春へ向けて退却中。尹大目は、曹爽が司馬懿に殺されてからも、つねづね司馬師を殺して曹爽の仇を取ろうとの心を抱いていましたし、文欽とも親友でした。

「文欽は元来、謀反の心を抱いていたわけではなく、カン丘倹に迫られて心ならずも背いたもの、それがしが参って説きますれば、必ず降参いたすでござりましょう」

と、許しを得るや、兜を被り、鎧を着けて馬に飛び乗り文欽を追ってでました。たちまち追いつき、

「文刺史、尹大目で御座る!」

文欽が振り返れば、大目は兜をとって鞭を上げ、

「文刺史、なにゆえ5,6日我慢をなさらぬのかっ!?」

司馬師の目のコブが悪化していて、これが命取りであることを知っていたので、なるべく戦を長引かせようと画策しました。

が、あまり頭の回らない文欽…意図を察せず、弓矢をつがえたので、尹大目は号泣…。

「やっぱりこいつ(文欽)は馬鹿だっ!あ~バカばっかしだっ!ヽ(`Д´)ノ」

これ以後、尹大目は登場せず。普通に天寿を全うしたものと思われます。文欽は、呉の国境付近を荒らしたり、捕虜の数を水増しして戦果を中央に報告したり、何度か呉を利用して司馬氏と戦っていたり、北斗の拳のキャラではジャッカルやジード とかぶってる気がしますけど、友人や息子には恵まれているんですよね。

尹大目、お疲れ様でした。