郭循 費イを殺した魏の降将 

どうも! 諸葛菜です!

演義では、その活躍はおろか、名前すら出てこなかなった男・・・魏の鉄砲玉郭循だっ!

[caption id="attachment_1895" align="aligncenter" width="357"] 著作者:Jeyhun85[/caption]

 

費褘の死去。 蜀漢の四大宰相の最後の一人は、暗殺で人生の幕を閉じました。

魏の降将郭循が蜀の不定期慰労会に招かれ、快く参加。蜀の支柱費褘がざっくばらんな性格で、外部の人間に対しても砕けた雰囲気で話をする性格に付け込み、郭循は費褘に近寄ります。

蜀の辺境派遣軍司令官、名将張嶷からも、

「帰順したばかりのものを余り信用してはならない」

と、費褘に警告していました。現場の状況等よく分からず、手元に資料も無く、妄想いたします。

 

妄想

蜀の「亡命者・降参者を慰労する会」が開かれた。 劉ジンの超能力スプーン曲げ。 郤正先生の腹芸。 黄皓の三文手品も終わり、宴もたけなわとなった頃。諸将、てんでばらばらにフリートークを楽しむ。 費褘「hahaha!郭循殿、蜀の生活はなれましたかな!?曹操が起こした魏も、今や司馬氏が専横を極める有様。曹家とのかかわりが深かった郭循殿は複雑な思いでござろう・・・」 魏から降った者たちが参加する宴の前には、降将たちに対し、持ち物検査をしている。金属製品はすべて没収されている。果物ナイフから、ピンセットまで・・・。 費褘自身もただ単にざっくばらんなだけではない。常に用心をしており、服の下には鎖帷子を着込んでいる。 郭循「・・・はあ、そうですが、魏でのくらしも・・・」 費褘「!?」 言うなり、郭循は大股で踏み込み、身体ごと費褘の身体にぶつかる。くの字に身体を曲げる費褘。心臓付近に匕首が刺さっていた。 費褘『こ、これは黄皓オリハルコン製の匕首(あいくち)っ!くっ・・!』 費褘、すでに声がでない。 屈強の者どもが、慌てて郭循に飛び掛るが、瞬く間に壮士数名を葬る郭循。 郭循は、蜀の主要武将である霍弋をロックオン。 あわやというところで、羅憲が立ちふさがり、郭循を両断。懸命の救護にもかかわらず、費褘は息を引き取った。

 

郭循を指し向かせた黒幕は?

費褘暗殺を成功させた郭循。

これは、郭循がクレイジー野郎だったのか、魏に対して忠義の士であり、独断での反抗だったのか。

と思っていました。

・・・あくまで単独犯だと思っていました。

しかし、このブログを立ち上げ、武将記事を書くたびに、三国志演義後半を何度も読み返していると、思わぬところで、容疑者を発見。

こいつが、郭循へ暗殺指令を与えた様子。

問題のシーンは演義第115回。

司馬昭は、姜維が沓中に屯田し、いまだに片付けられないことに、大いに怒っていた。

姜維孔明の兵法をくまなく心得ておりますゆえ、(中略)知勇兼備の大将を一人遣わして刺し殺させますれば、大軍を動かす手間も省けるのではござりますまいか?」

と、司馬一族の腰ぎんちゃく賈充閣下が発言。

うわ~やっぱりこいつか??!\(*`∧´)/ 事実はどうあれ、賈充のせいにした羅貫中先生、多くの三国志ファンは「費褘殺しは賈充がやった」と思わせることに成功しておりまするぞっ!