馬邈(馬バク) 無責任大将とはみどものことじゃ!

どうも!

諸葛菜です! 今日は書くのも面倒な蜀の職務怠慢野郎馬邈(ババク)将軍だっ!

 

babaku

戦っていないのに取り敢えず甲冑姿。平伏したシーンでしょうか?! 鄧艾が陰平の険を越え、江油城に迫った。

蜀漢滅亡のカウントダウンが始まっている中、姜維が剣閣を固めているのをいいことに、馬邈は特別用心も、何もしていない。 「あ~今日も一日のお勤め終了~♪」

と、軍事調練(どーせ椅子に座ってただけだろな・・・)も終わり、帰途についた馬邈は火桶を囲って、妻と酒を飲む。

妻から、国境から頻々と急を告げてきているが大丈夫か?と聞かれ、 「大事は姜維が握っておるのじゃから、麻呂には関係の無いことじゃ」 さらに、

劉禅黄皓の言うことばかり聞いて、酒色に溺れている有様では、国の滅びるのも遠くないことじゃ。魏の軍勢が来たら降参すればよい。何も心配することなぞないぞえ」

うん。そうすれば確かに何も心配することはなさそうだ!∑(゚Д゚) 蜀漢劉禅の代になり、酒色に耽り、姜維が連年の出兵で国力が疲弊。 江油の住民や兵士の犠牲を出さず、降服するのも、また一つの道・・・。 しかし、治乱興亡、乱世に一片の「忠義」を見たいと、後世の読者は思うものっ!(゚Д゚) その気持ちを察してか、羅貫中は馬邈をフルボッコしてくれます。 馬邈が言うやいなや、妻の李氏は夫につばを吐きかけ、

「不義不忠、ただ飯喰らいがっ!」

とけちょんけちょんに言われます。 馬邈は恥じ入って返す言葉もない・・・。 妻から半ば三くだり半を突きつけられた馬邈。ここは、妻からのコマンド唾液プレイにより「罵声」発動をばねに、戦闘準備を整えるのか・・・?

そこへ注進。

「魏の大将鄧艾が、どこから来たものか、2000人余りを率いて、城内に攻め入りましたあ!」

兵士の言葉を借りて、馬邈のだめっぷりを読者にアピールする羅貫中。流石です。

どこから来たって・・・馬邈さん、本当に何もやってなかったんですね(汗)。このままでは、妻とは離婚です・・・。馬邈がとった行動とは!?

「それがし、かねてより将軍のおいでをお待ちいたしておりました。城内の領民と軍勢ともども降参いたしまする(´□`。)」

と泣きながら平伏。

こんな奴に要所の江油城守らせちゃダメだろ…。 悲しいことに、妻はこれを恥じて自殺。 鄧艾が感じ入り、丁重に葬りました。

羅貫中のドSっぷりを垣間見れたすばらしいシーンでした。

初めて演義を見たときは、頭にくる馬邈でしたが、この選択もまたありかなと思う今日この頃です。

三国志ゲームには頻繁に登場して来た馬邈ではありますが、ウィキリンクすらないとは・・・。 ひどい放置っプリです。この馬邈の画像を見るだけで、光栄(コーエー)が馬邈に対して、ただならぬ感情を抱いていることが、よくわかります。http://goo.gl/8dHdao まあ、輸送要員くらいしか使い道がありませんが・・・。