夏侯覇 part1 夏侯淵の息子 姜維とタッグ編成!打倒司馬懿と曹家復興を目指すっ!?

どうも! 諸葛菜です!

ついにこの男…夏侯覇の登場です!

夏侯覇(生没年不詳)

父:夏侯淵 弟:夏侯威、夏侯恵、夏侯和、夏侯栄 甥:夏侯玄

父さんと弟の敵は俺が取る!∑(゚Д゚)

夏侯淵、弟夏侯栄劉備軍に殺されてから、夏侯覇は父と弟の仇を討つべく、いっそう武芸に励み、打倒蜀を胸に頑張ってきました。

魏の皇族であり、武芸に秀で頭もよい。 絵に描いたようなかっこよさです! ゲームの三国無双でも活躍しているようですから、きっと人気も急上昇なはずっ!

孔明の死までの三国志が主流なので、夏侯覇と言ったら、司馬懿・曹真らと共に諸葛亮と戦った夏侯淵の息子という印象が強いですよね。

でも、孔明死後も活躍しているのですよ!

逝っとくかあー!?∑(゚Д゚)

 

孔明率いる蜀軍と最前線で戦う!

まだ夏侯覇が魏の先鋒の将として蜀軍とガチンコバトルをしていた時。

孔明死後の三国志演義第104回。

孔明が死去。孔明の将星が落ちたのを見た司馬懿は、すぐさま夏侯覇に蜀陣の様子をうかがわせました。

陣営はもぬけの殻。 夏侯覇は一度引き揚げ、司馬懿に報告。今度は司馬懿と一緒に追撃に走ります。

そこに待ち受けていたのは、諸葛亮の木像と姜維軍。

姜維

「賊将逃げるな!!もはや丞相の計にかかったぞ!」

司馬懿夏侯覇軍は大混乱。多くの兵士を討たれ退却します。

くっ・・・この時夏侯覇司馬懿をドサクサにまぎれて殺していれば、後顧の憂いを除けたのに・・・っ!なんて、この頃にこんなことを言っても無駄ですね。 横山三国志では、老賊司馬懿とこんなやり取りがありました。

夏侯覇「しかし、そう急がれましては先鋒隊もついてはこれませぬ。しばらくは御手綱をゆるめなされては」

司馬懿「兵法を知らぬ奴はだまっておれ」

えらそうに・・・。(`Δ´)

VS孔明軍との戦いは終了。

 

燕王公孫淵退治で活躍!

演義第106回。

北方の勇公孫淵が燕王を自称し、魏に反旗を翻しました。 夏侯覇は、弟の夏侯威、牛金、胡遵らとともに司馬懿に従軍し燕王狩りに出陣。司馬懿の命令どおり、伏兵し、燕軍の大先鋒楊祚、卑衍を袋叩きにします。

燕軍の卑衍が、

「賊将!伏勢するとは卑怯だぞ!どうじゃ一騎打ちをやるか?」

夏侯覇無言で薙刀一閃。 このモブを始末しました。

「またつまらぬ物を斬ってしまった・・・」

戦そのものは少々長引きましたが、司馬懿夏侯覇軍の圧勝。無事、襄平を攻略しました。ムう・・・何ゆえ、どいつも夏侯覇のことを賊将扱いするのかっ!?ヽ(`Д´)ノ

 

運命の別れ道っ!ボンクラ身内の大ポカで謀反の嫌疑をかけられる

続いて第107回。

曹家のとっちゃん坊や曹爽が調子に乗って国庫を使って豪遊していたため、司馬懿にクーデターを起こされてしまいます。

曹爽の一族は処刑され、一件落着かと思いきや、

「曹爽の一家は皆殺しとしたが、まだ夏侯覇が雍州に残っておる!?(°д°;)」

夏侯覇司馬懿に洛陽へ来るよう呼び出されます。 夏侯覇はもともとできる子ですし、雍州という要害を固めているから侮りがたい勢力。 夏侯家には夏侯モブ楙以外は、落ちこぼれはいませんし、その夏侯家での中でも傑出した夏侯覇ですから、そんな子供だましには乗りません。

やらなきゃ・・・やられるっ!(((゜д゜;)))

夏侯覇は手勢の3000騎を率いて決起!!

切羽詰まっていたとはいえ、たったの3000騎でよく起った・・・。この3000騎の人たちも夏侯覇に心服していないと決起できないよなあ。

帝を擁し、圧倒的な兵力を持っていたのに、すごすごと司馬懿のお縄についてしまった曹爽とは大違いです。 その行く手を阻んだのは郭淮。 決起してすぐに立ちふさがる強キャラ!かなりの無理ゲーです! 郭淮、 「おのれ、身は大魏の皇族につらなり、天子より深いご恩にあずかっておりながら、謀反を企むとは何事か!」

「貴様のようなリーマン武将に何が分かるっ!わしの父夏侯淵は国家に大功を立てたが、司馬懿はいったいに何をしたのか!?われら曹氏一門を滅ぼしたうえ、わしの命まで狙うとは、早晩、国を奪おうと考えてのうえに違いなかろう!わしが義によって国賊を討とうとするのが、何で謀反かっ!」

郭淮とは日頃より仲が良くなかったので、二人はすぐに一騎打ちに。 さすが夏侯覇、勇将郭淮の槍をほとんど寄せ付けずに撃退します。

しかし、後詰が色めき立ち、陳泰軍と交戦。 抜群の武勇を誇るさしもの夏侯覇でも、多勢に無勢、しかも名将郭淮、陳泰のダブルアタックを受けては太刀打ちできません。

 

最強タッグ結成っ!?

手勢の大半を失い、万策尽きて蜀への亡命を決意します。

姜維は最初は疑っていましたが、よくよく問いただすと本当の様子。蜀への亡命を歓迎し、酒宴を張ってもてなしました。

席上、姜維が、

司馬懿親子は、いま大権を手中にして、わが国をうかがう心をいただいておるでござろうか?」

「あの老賊はいま簒奪を企んでおるところゆえ、まだ外にまでは手がまわりかねるでござろうが、魏にいま気鋭の若者が両名ござる。彼らがもし一方の大将となるようにならば、実に呉・蜀にとって容易ならざる敵となるでござろう」

と、夏侯覇は、鐘会・鄧艾について説明しました。 夏侯覇亡命シーンと姜維とのマッタリ(でもないか)トークのシーンはお気に入りです!

かつては司馬懿の部下、片や諸葛孔明部下として戦ってきた両者が力を合わせるのは感慨深いものがありますね。

漫画ドラゴンボールで、ピッコロが悟空の仲間になった時みたいにうれしかったです。

夏侯覇「奴(司馬懿)のとんでもない狡猾さはよくわかったはずだ・・・だが、貴様と俺が組めば、万にひとつは勝つ可能性がある」

姜維「言い考えだ。たしかにオラとおめえが組めば、やつに勝てる可能性はぐっとあがる・・・」

劉禅 「郤正!司馬懿の居場所はわかっておるな!?わしらも行くんじゃ!これは楽しみな戦いになるぞ!」

 

さて・・・

「真説その後の三国志」では、夏侯覇の苦労ぶりが少し描かれていました。

蜀を目指すも、奥深い谷中に迷い込んでしまった。食料は尽き、馬を殺して喰らい、飢えを凌いだ。徒歩で進むうちに足を傷つけて岩に倒れ伏し、人をやって道を探させたが、どこへ進めばいいかわからない。蜀はこれを知り、人を送って彼を迎えた。 おいたわしい姿になってまで・・・。(ノ_-。)

この頃の曹家では数少ない武闘派であったので、曹芳はじめ曹家から頼りにされていただろうなあと思いました。 頑張れ夏侯覇っ!(゚Д゚)