夏侯覇 part2 蜀へ亡命し、姜維と共に魏軍を蹴散らすぜい！！

どうも！諸葛菜です！

夏侯覇さんの続編です！

郭淮・司馬懿の毒牙から逃げ切った夏侯覇は蜀へ亡命！

と同時に姜維とタッグを結成！姜維に迎えられ、蜀主劉禅とも謁見しました。演義第１０７回。

これに気をよくした姜維は北伐を開始し、夏侯覇も参謀のような形で従軍しました。先鋒の李キン、句安の二城が陥落。李歆（リキン）だけがただ一人斬って出て、夏侯覇・姜維のもとに到着しました。李キンによると、キク山がすでに魏軍に囲まれているとの由。姜維に「将軍に何か良い考えがござるか」との問いに、

「羌兵がキク山に着くまで待っていては、二城とも落ちてしまいましょう。それがしの考えでは、雍州の軍勢は上げてキク山に寄せかかっておるはず。雍州は空になっておるに違いござらぬ。よってこれより一挙に牛頭山を衝いて雍州の背後にまわりますれば、郭淮・陳泰が雍州を救いに駆けつけるは必定。キク山の囲みもおのずと解けるのではござるまいか」

姜維、

「うむ、それは妙計」

姜維のこのセリフが出ると、大抵良い結果にはならないんだよなあ(汗)。夏侯覇の策も陳泰に見破られてしまいます。

郭淮は牛頭山に馳せつけ、夏侯覇たちを待ち伏せていました。夏侯覇たちは牛頭山のふもとに陣を敷きましたが、陳泰は挑発に乗らず固守。異変に気づいた夏侯覇は、姜維に提案します。

「ここに長居は無用にござります！毎日のように戦いながら勝負を決めようとしないのは、我らをここにひきつけておく敵の策略。何かのたくらみがあるに相違ござりませぬ。いったん兵を退いて出直す方が良いのではござりませぬか？」

おりしも、郭淮軍が糧道を断ったとの知らせ。夏侯覇たちは郭淮・陳泰、さらに司馬師まで到着してコテンパンに(汗)。郭淮・陳泰の「殺人遊戯コンビ」、強すぎです(x_x；)姜維と共に漢中へ引き揚げました。

陳泰、郭淮へ挑むっ！

第１０９回。姜維は２０万の軍を起こし、陳泰・郭淮へのリベンジを誓うっ！

夏侯覇はこの時参謀を務めています。姜維より、何か良い考えはないかと聞かれたので、

「隴上の諸郡のうち、兵糧の豊かなのは南安でござります。(中略)まずは羌人と隴西にて合流し、その上で石営に出で、董亭より一挙南安を衝くがよろしかろうと存知まする」

「いかにもそれは妙計じゃ」

姜維…あんたちゃんと自分でも考えてるの(（;´▽｀A``？

それから、郤正先生が迷当大王に金銀財宝を贈ったり、廖化・張翼が徐質に翻弄されたりしました。

徐質には相当手こずらされましたが、姜維が見事討ち取りました。司馬昭を山の上に追い込んだり、蜀軍優勢。

しかし、友軍であるはずの羌軍が郭淮・陳泰にだまされ、脅され、蜀軍の陣地を強襲。味方と思っていた羌軍に斬り込みをされたので、夏侯覇たちは総退却。

結局この戦いも蜀軍が負けてしまいました。

姜維の北伐についていく夏侯覇様！

第１１１回。司馬師が病死した間隙を衝き、姜維が北伐を叫びますが、張翼が反対。

夏侯覇は、

「まず、軽騎をもってフカンに出で、トウ水の西の南安を落とすことが出来れば、隴西の諸郡を一挙に手中に出来ましょう」

蜀軍は出兵。トウ水ではにわか武官らしい王経が７万の兵で立ちはだかりました。姜維は背水の陣を敷き、王経を粉砕。

このまま狄道城を取ろうと、姜維が意気込みますが張翼や樊建は大反対。夏侯覇は特に意見を言いませんでしたが、鄧艾が来るということで、姜維に忠告しました。

「鄧艾は若年とは申せ、思慮が深く、しかも近頃、安西将軍の蜀に封じられたからは、諸方に備えを固めておるは必定。これまでとはちと違いましょうぞ」

夏侯覇…、相当鄧艾を警戒しています。遠回しに「蛇足はやめておけ」と、張翼や樊建とほぼ同意見なのでしょう。

でも、戦って活躍しないと、驚き役や注進役メインのヤムチャみたいになっちゃうぞ。。。

強敵鄧艾に追い込まれる仲権と伯約

鄧艾到着。その布陣を見た姜維は、

「夏侯覇の言ったとおり、なかなかの漢だぞ、鄧艾は…」

と、絶賛。

鮑素を肉壁にし、姜維・夏侯覇は南安へ。が、それも鄧艾に見破られ、途中で鄧艾の伏兵に遭い、南安を取るのをあきらめ、上ケイへ向かいます。

段谷という場所を行軍していると、鄧忠・師纂の軍が来襲！姜維が包囲されてしまいました。

その真っ只中に夏侯覇が飛び込む！

「は、伯約～！！」

「仲権ー！((ﾟmﾟ;)」

パートナーの危機を見事に救いました。が、訃報を姜維に伝えます。

「キ山の陣屋はすでに陳泰に破られて、鮑素は斬り死にし、かしこの軍勢は漢中へ引き揚げました！」

姜維・夏侯覇は慌てて引き揚げますが、陳泰軍に囲まれてしまいます。幸い張嶷が助けに来ましたが、張嶷は討ち死に。結果、この戦いも敗北しました。

味方になったライバルはそれほど頼もしくない

バッファローマンしかり、ピッコロしかり、高校鉄拳伝タフの黒田アシュラ君しかりです！かつてのライバルが主人公の味方になると、弱くなるのは少年漫画のセオリーです。明末の作家がすでにこのセオリーを知っていたとは・・・羅貫中先生、ツボを抑えすぎです！

諸葛亮ＶＳ司馬懿編では、夏侯覇は蜀軍を手こずらせる武将だったんですがね・・・。ちょっとした弱体化は・・・夏侯覇が悪いわけではありません（;´▽｀A``。