司馬望 Part2 陣立て合戦で姜維と激突!ケチは俺の褒め言葉っ!
どうも! 諸葛菜です!
司馬望第2弾だっ!ちゃっちゃっと終わらせようぜ!
司馬望、姜維の陣立てのスキを突いて鄧艾を救出!!
第113回。 姜維がまたまた北伐。張翼、夏侯覇はもちろん、胡済、蒋斌らも連れての総攻撃です。司馬望にとって、ラッキーな事に鄧艾の不意打ちが成功。
ですが、ノーガードでの打ち合い(兵士削られる)が好きな得意な姜維はこの程度でくじけません。
鄧艾と姜維は八卦の陣、長蛇巻地の陣を駆使し陣立て合戦で真っ向勝負。さしもの鄧艾も孔明直伝の兵法には敵わず、天を仰いで長嘆し、諦めかけていたところ・・・
「させるかあーーー!」
西北の方から一手の軍勢が斬り入る! これぞ司馬家の蓄財家兵法家司馬望!
鄧艾はこの勢いに乗って打って出、全滅を免れました。この活躍に鄧艾も感心しました。
「そなたはどうしてあの陣立てを知ってわしを助けてくれたのじゃ?」
「それがし、若いころ荊南(けいなん)に遊学して、崔州平、石広元(孔明の学友)と交わり、この陣立てを議論したことがござります。本日、姜維が用いましたのは、『長蛇巻地の陣』でござります。あの陣立てを破るにはきまった場所があり、それがし、頭が西北にあると見て、かしこより斬りいったところ、果たして破れたのでござります」
初戦での戦ぶりに不安を感じましたが、今回は名誉挽回!当てずっぽうで突っ込んだだけではなかったのです。かなり有名な方々とお知り合いなんですね・・・^^;。
「それほど陣立てに詳しいのであれば、明日この陣立てで祁山の陣屋をとりもどしてくれい」
鄧艾にしては珍しく丸投げ。さすがに、司馬望も危険を感じたのか、
「それがしの力では、とうてい姜維の目をごまかせぬと存じますが」
姜維との力量差をよく心得ています。が、鄧艾は司馬望に陣立て合戦をさせて、その隙に姜維軍の背後に回りこむ作戦を提案しました。
司馬望、姜維と陣立て真っ向勝負!
翌日、司馬望と姜維が対峙。
司馬望はたちまち八卦の陣を布く。
「それはわしの八卦の陣ではないか!猿真似では面白く無いわっ!」
「貴様とて、他人の法を盗んだのではないか!」
「その陣立てには、幾通りの変化があるのかな?」
「おお、、陣立てを知るうえは、変化の心得あるは当然。これは9981の変化がある」
「では、やってみよ」
司馬望は幾通りか陣を変化させてみました。
「ど、どうじゃ!これを知っておるか!?」
姜維はそれを見て爆笑。
「わしの陣法には、全天の数にあわせて365通りの変化がある。貴様のような者を井の中の蛙というのじゃ。この真髄がわかるはずがない!」
司馬望は、この変化があることを知ってはましたが、学んだことがなかったので苦し紛れに、
「口で言うことはやさしいこと。貴様やってみせよ!」
「鄧艾をここに出せ。彼の目の前でやって見せよう」
「鄧将軍は妙計をもっておられる。貴様ごときと陣法を戦わせるような暇はない!」
「なに、妙計?貴様を出してわしと戦わせておき、その隙に我軍を衝こうというのがそれほどの妙計か?」
司馬望は大仰天! まさか・・・の計略看破。あの天才辺境派遣軍司令官鄧艾閣下が・・・。司馬望はヤケクソになって姜維軍へ突撃。
当然勝てません。左右両翼から挟み込まれ、退却。
あ~あ。
司馬望のその後
司馬望は晋の時代になってからも、軍事面で活躍していたようです。呉の来襲に備えたり色々忙しかった…のかな?
271年に、父に一年先立ち亡くなった。齢68。
倹約家で、その死後溢れるほど財産を貯めていたことがわかり、輿論の謗りを受けた。議論よりも金がスキッ!