盧遜 南鄭関の守護神。鐘会をあと一歩まで追い詰めた漢!

どうも。 諸葛菜です!

猛将許チョの息子許儀を追い返し、あの鐘会に一瞬だけでも冥府をちらつかせた・・・そんな熱い漢が蜀軍にいた・・・。

それが南鄭関の番人、盧遜将軍だあ! でも、ウィキにも書いてあるとおり、三国志の中の架空の人物。中国語のsosoサイトでも、この人物は三国演義で作られた人物であると・・・。

 

猛将許チョの息子許儀と対峙!

そんな盧遜の登場回は第116回。

鐘会率いる魏軍が斜陽の蜀に迫る!魏軍は虎将軍許チョの息子許儀を、先鋒に南鄭関へ当たらせます。許儀の本来の任務は南鄭関へ至るまでの道路整備でしたが、途中で勢い込んで暴走。盧遜は押し寄せた許儀の部隊に、連弩を浴びせかけ、あっという間に旗本の数十騎を射倒す。

連弩・・・。

諸葛孔明が設計段階の時、姜維へ託した弓矢系最強の武器。一度に10発の矢を放つ優れもの。許儀は総崩れとなり退却。

鐘会が本隊をつれて南鄭関へ突撃。また連弩を浴びせ鐘会を退却へ追い込みます。

盧遜・・・もとい、連弩強ええ!

こんなすごい兵器だったんですね。

「これなら、矢の本数さえ十分にあれば、立て籠もっていれば勝てるんじゃないの?」

と、堅実な読者なら誰もが思いますが、これでは話が盛り上がらないので、

盧遜があえて討って出ます。

500騎を率いて、逃げる鐘会を追う。鐘会の馬は、許儀がきちんと道路整備していないため、足場をとられ、思わずひざをついてしまう。鐘会、危うく振り落とされそうになったところを、盧遜がロックオン。

してやったりと槍を繰り出す盧遜。

その首もらったあー!(゚Д゚)

 

大金星かっ!?

が、魏の兵士荀愷が振り向きざまに矢を・・・

 

盧遜にブッスリ。

盧遜がやられた部隊は大混乱。 南鄭関に立て籠もる兵士たちは、味方が関の前に出ているので、連弩発射もできず。その間に鐘会軍が突入。結果、南鄭関が陥落してしまいます。

某北平太守のように、損得勘定で門の外の兵士を見捨てる武将が中にいたら、結果は違ったものになったかもしれません。

公孫瓚(サン)さん

惜しい!本当に惜しかったアルよ!鐘会も少しは危ない目に遭わないと面白くない。という配慮から設定された架空キャラだったのか?

むむむ?

この人物が架空だとしたら、許儀の死を理由付けるために設定されたのか、荀愷の出世のためなのか。とにかく、名も無い武将が南鄭関にいて、盧遜のような働きをしたのでしょうか。

でも、この戦いで、許儀を処刑に追い込んだことで、蜀軍にとっては魏軍の戦力をわずかばかり削ることができました。 おつかれ、盧遜!