張特 諸葛恪?ただの頭でっかちだろ!?籠城作戦は得意だぜ!

ちょーとくっ!ちょーとくっ!

どうも、諸葛菜です。

魏の張特将軍をしっておるかあ!?ヽ(`Д´)ノ

知りませんよね。それが普通です。 演義での登場回は第108回。

魏が呉へ攻め入るも、諸葛恪率いる呉軍に返り討ちに。逆に、余勢を駆った呉軍に攻め込まれます。 参考記事:桓嘉 参考記事:韓綜

諸葛恪の大軍が攻め込んできたので、新城を守る牙門将軍張特は城に立てこもります。 ※牙門将軍という響きがかっこいい

諸葛恪は厳しく攻め立てるが、2ヶ月経っても落ちない。 諸葛恪相手に2ヶ月持つとは・・・しかも張特は無勢です。 ただのモブ武将ではないことを証明しました。 さすがにあせり始めたのか、諸葛恪は部下を脅して、さらに厳しく攻め立てる。 城の東北がまさに破れるか・・・という時に張特が一計を案じます。

弁舌の者を選んで、諸葛恪の陣営に遣わせ、

「魏国の法では、敵に囲まれた時、百日の間、立て籠もって、援軍が参らずに城を明け渡しても、家族は罰せられぬことになっております。将軍はもはや九十日余りもお囲みになっておいでにござりますれば、あと数日いたっさば、大将は軍民をひきいて投降いたしまする。ここにとりあえず降参の書面を差し上げまする」

張特は、諸葛恪がこれを真に受けて、攻撃を手控えている間に、破損箇所の修復をします。 修復終了後、やぐらに登って大音声、 「わが城中には、まだ半年分もの糧秣がある。呉の犬にむざむざ降ってなるものか!破れるものなら破ってみよ!」

ここまで見事にはまると、読者も「してやったり」かと。 諸葛恪に矢傷を負わせて、呉軍を退却へと追い込みました。 2ヶ月頑張れるのは並大抵の精神力、気力、知力ではありませんな。張特将軍!

三国志演義後半の武将ランキングベスト40に入れるよ!