葛雍 毌(カン)丘倹軍の大先鋒  智恵袋?いや、肉壁はお任せ!

どうも~。

諸葛菜です。 カン丘倹の反乱軍には文親子と息子くらいしかいないと思って安心していたら、

油断してました。

いましたね、一人。生ぬるいガイが・・・先鋒の葛雍君だ!

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・・・とるに足らぬ武将だからか!?

演義での登場回は第110回。 カン丘倹が謀反を起こす場面です。 息子に煽られた毌丘倹が、淮南の兵を集めて挙兵。 中原進出について軍議を催します。

葛雍「南頓は山を背にして川に近く、究境の要害にございます。もしかしこを魏の勢に奪われては、容易に破ることはできなくなりますゆえ、速やかに取るがよろしいかと存じます」 毌丘倹は葛雍の言葉に従い出兵。

しかし、現地には魏軍の旗指し物が・・・。 まあ、毌丘倹の部下が思いつくようなことだったら、魏の将軍なら当然思いつくはず。奇しくも葛雍の意見は、敵の王経将軍と同様でした。 惜しかったな~葛雍!

その後、リーダーシップに疑問符がつくカン丘倹は追い詰められ、篭城。 魏軍が押し寄せてきたので、迎撃。

カン丘倹は(中略)城内の軍勢をこぞって討って出た。

ところを、ばったり鄧艾とぶつかったから、葛雍を出馬させたが、葛雍はただ一合にして鄧艾に斬り落とされ、いっせいに寄せかけられる(原文ママ

葛雍がシールドにされたあ!? 葛雍を肉壁にしたため、毌丘倹は慎県というところまで落ちのびます。

葛雍、よくぞ最後まで毌丘倹と運命を共にした・・・お疲れ様です。 中国語サイトですら、葛雍についてはほとんど書かれていませんでした。 きっといじりにくい、いや、いじることのできないキャラでしょうし・・・。唯一、「秒殺された武将」リストに、鄧艾VS葛雍と載っていました・・・。 でも、三国志後半には、そんな武将たちが腐るほどいます。彼らを半ば無理やりピックアップすることがこのブログの使命っ!!

何卒、よろしくお願いいたしまするっ!