陳元 晋国羊コ将軍の部下 一言出落ち武将を見逃すな!
どうも!
諸葛菜です。
久々に出落ち武将を発見。 見落としていましたよ。まさかこんな所に転がっていたとは。
一行で出番が終了した、晋国の武将、陳元様ですっ!
登場回は演義第120回。
晋・呉の国境沿いでは、晋の羊コ、呉の陸抗が互いに国境を固めていました。一見すると農業や狩りに励んだりしていましたが、互いに隙を見せることはありませんでした。
ある日、羊コが狩りをして、呉の土地で得た得物はすべて後に届けさせたところ、陸抗が返礼に酒を届けさせました。
羊コの元に届いた陸抗の酒。
「彼もわしが酒を飲むのを知っていたのか」
と、笑い、壺を開いて飲もうとしたところ、
陳元の登場です!
「これは奸計やも知れませぬ。しばらくお飲みになるのはお控え下されませ」
奸計か…。 その考え自体が小物臭前回じゃない?と思うなかれ!
部下の陳元からしてみれば、当然心配すべきことです。
「よし、じゃあ、まずお前から飲めっ( ゚д゚)レ」
「陸抗は人に毒を盛るような男ではない。疑うことはない」
と笑い、最後の一滴まで飲み干してしまいました。
羊コの器量の大きさをうま~く引き立てた武将陳元。 部下としての役目を十分果たしました。
これにて演義での御役目終了!
ググってみましたけど、陳元に関する情報は得られず。 中国語サイトも覗いてみましたが、陳元に関する情報は演義での活躍が書かれたもののみ。
もしかして架空武将かと思い、その線で捜査してみましたが…全く洗えませんでした…警部!
でも、これだけで歴史を残せたということは、名家の子だったのでしょうかね…?
陸抗の酒が届くなり、羊コの手からひったくって、
「まずはそれがしからっ!」
と、言ってがぶ飲みしたら、もっと歴史に名を残せたかも(笑)。
「敵から贈られてきた酒をまず最初に飲んでやったぜえ~、毒見のつもりが、うまかったから全部飲み干してやったぜえ~ワイルドだろ~!?」
命知らずのワイルド武将陳元様でした。。。