陳泰 男気あふれる魏の忠臣…知勇兼備の良将です!

どうも!

諸葛菜です!

三国志全体から見たらやや地味な印象がありますが、後半部分ではまばゆい光を放っていた陳泰将軍ですっ!

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孔明死後の三国志演義の登場回は第107回。 曹爽、曹芳が巻き狩り&墓参りの留守中をねらい、司馬懿がクーデター。

陳泰は許允とともに、曹爽に都へ帰るよう説得していました。 説得は成功。印綬も没収し、司馬懿の元へ届けました。

この時の陳泰の心情はどうだったんでしょうね。 曹爽も曹家の端くれ。きっと複雑な心境だったのでしょう。曹家への熱い思いは、曹髦殺害の時にも現れていましたし。 さて、次はVS姜維です。

中央から雍州へ飛ばされた陳泰。雍州刺史郭淮の副将として魏・蜀の国境を守備していました。

姜維羌族を手懐けて、雍州を襲う計画を立てました。 まずは蜀軍先鋒の李歆(リキン)、句安がキク山に出城2つを築きました。

陳泰はこの2城を撃破。李キンを敗走させ、句安を降伏させました。

羌族との足並みが揃わない蜀軍。

陳泰はこの虚を突いて蜀軍を撃退しようとします。 郭淮へアドバイス

「(中略)姜維は我らが大軍をもってかかっているのを見越し、必ず牛頭山に廻ってわれらの背後を衝こうといたすでござりましょう。将軍は一軍をひきいてトウ水に出張り、蜀軍の糧道を断って下さりませ。それがし、残りの兵を率いて牛頭山に参ります。姜維は糧道を断たれたと知れば、戦わずして退くでござりましょう」

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うむ・・・姜維の動きをしっかりと計算した見事な読み。 この台詞の数行前に、夏侯覇が『牛頭山をついて雍州の背後に回れ』と提案しています。 それに対し、姜維は、

「うむ、それは妙計」

お決まりコースだあー! 陳泰将軍もう勝利は疑いなしです。 牛頭山にノコノコとやってきた蜀軍…。 陳泰が・・・・・・狩るっ!∑(゚Д゚)

姜維との真っ向勝負っ! 姜維の槍と陳泰の薙刀…どちらが上か? 抜粋 陳泰また薙刀を揮って迎え撃ったが、三合とせずに敵わずに逃げ出し、姜維は兵を駆って揉みたてる。

  いいんです。 姜維の腕力だけで弾き返されるのは、いいんですっ!

要は、姜維軍を牛頭山に釘付けにすればいいこと。 陳泰は牛頭山に篭りました。郭淮は計画通りに蜀軍の糧道を断つ。 姜維は慌てて反転、陳泰が追撃。

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陳泰は山の上から矢弾を雨あられと浴びせまくります。 姜維を取り逃がしたものの、兵士を大半討ち取り大打撃を与えることができました。

姜維の企みを破るとは、なかなかの智将。 だが、陳泰の快進撃はまだまだ続きます!