司馬懿 公孫淵討伐 曹叡の信頼 曹爽退治。晩年も忙しかった御仁
どうも!
むっ?
顔グラ違ったか・・・。 死せる孔明、仲達を走らす・・・で「三国志」は終了しました。 しかし、司馬懿の狡猾さ、残虐ファイトは演義後半でこそ光るのですぞ!
第106回。
遼東の勇、公孫淵が燕王を自称し、蜂起。 何を血迷ったのか中原制覇の野望すら持ち始めます。 これに驚いた曹叡はすぐさま司馬懿を呼び出し、征伐を命令する。
司馬懿は、
「公孫淵が城を棄てて逃げるなら上計、遼東を固守するならば中計。襄平に坐守するなら下計」
「往路に100日、攻めるのに100日、帰路に100日、途中の休憩に60日」
公孫淵退治チャート
公孫淵軍のエース、卑衍(ヒエン)、楊祚が遼隧にバリケード設置。で司馬懿の足止めを諮る。 ↓ 司馬懿、バリケードをスルー、襄平へ直行。 ↓ 楊祚・卑衍が司馬懿を追撃、夏侯覇、牛金らの伏兵に遭う。 楊祚・卑衍壊乱 ↓ 公孫淵と合流 ↓ 司馬懿が公孫淵、楊祚・卑衍を撃破 ↓ 公孫淵籠城 ↓ 公孫淵が投降を表明。しかし、司馬懿は無視。 ↓ 公孫淵が脱出したところを確保。処刑。
詳細は下の記事たちを見てくれい・・・
- 賈範、倫直 燕王公孫淵の暴走を止められず
- 卑衍、楊祚 燕王公孫淵軍のツートップ!!
- 王建、柳甫、衛演 命がけの使いパシリは俺らに任せろ!
- 公孫修 燕王公孫淵の世継にして、亡国の王子
- 三国志演義後半戦の記念すべきトップバッターは公孫淵!
司馬懿の名言も登場!! 戦えるなら打って出ろ、 戦うことができぬなら守れ、 守ることもできねば逃げろ、 逃げることもできねば降れ、 降ることもできねば死ね。
答えは一択っ!
ウィキを見てみると、戦後処理でとんでもないことをしていますな。
しかしその後の処置は苛烈なものであった。中原の戦乱から避難してきた人々が大量に暮らしていた遼東は、いつまた反魏の温床になるかわからないということで、司馬懿は15歳以上の男子を数千人(一説に7000人ほど)殺し、京観を築いたという。これについて『晋書』は、「王朝の始祖たる人物が、徒に大量の血を流したことが、ひいては子々孫々に報いとなって降りかかったのだ」と批判している。
リンク元:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B8%E9%A6%AC%E6%87%BF
ムムム…晋の滅亡にはこの方たちの呪いが関係していたのか…。 本宮ひろしの『天地を喰らう』で108の魔性がありましたが、こいつを間違いなくかっ喰らっていますな。司馬懿翁。
三国時代でこれだけの人を殺したら、人口減につながったでしょう。戦乱続きで人口が激減していたのに、数千人は中華にとって大打撃。
味方の右都督仇連も殺しているし、キレると怖い雷じじい司馬懿。
第107回。
公孫淵を征伐した司馬懿は洛陽へ。 曹叡を看取った後、後継者の曹芳を曹爽と共に盛り立てます。
曹芳を補佐し始めた頃は、曹爽に尊重され大傅に上りましたが、実権のないお飾りと化してしまいました。
曹爽は周りの取り巻き連にたぶらかされ、司馬懿を排除。曹爽の華美な生活がしばらく続きました。が、この爺、報復の機会を虎視眈々と狙っていたんですね~。
司馬懿の様子を見に来た曹爽閥の李勝さんがお見舞いにやってきました。 司馬懿は病人のふりをして、白湯を口からこぼす。耳の聞こえないふりをする。
曹爽を安心させて、巻き狩りにいかせる。曹爽の留守を狙ってクーデターを企みます。
「司馬懿はマジでくたばる5秒前」と、李勝は曹爽へ伝えました。
ちっ・・・大狸が。
曹爽が超遠征巻き狩りを行った隙を衝いて、司馬懿はクーデター。 曹爽一派を一網打尽。
曹爽の取り巻きの一人、黄門の張当に変態プレイで、曹爽の簒奪計画をゲロさせ、曹爽一族を処刑しました。
これより、魏の実権は司馬家が握ることとなる・・・。
そんな鉄人司馬懿もついに寿命が。
第108回。
今度の病は仮病ではなく本当の病気。 二人の息子を呼んで、
「わしは大傅にまでのぼり、位人臣を極めたが、人々から大それた望みをいたいているかのごとく疑われ、己の不徳のなすところとつねづね恥ずかしく思っておった。わしの死後も、そなたたちは心して政事にあたり、決して不逞な心なぞ起こさぬように」
と遺言し死去。
よく回る舌だ…、 書いてて眠くなってきたぜ…。
王凌のこととかあるけど、それは王凌の記事で書こうっと。
後半武将とはいえ、前半でもあまりにも有名キャラであること、また、曹爽や公孫淵等の記事で司馬懿はずいぶん出てきやがったので、ざっとした記事になりました。
流しすぎだって?
「そりゃあ・・・君ィ、『ガンダム第08MS小隊』の物語にブライトさんばっかり出てきていたら…08小隊じゃなくなっちゃうだろ?┐( ̄ヘ ̄)┌」
と言うわけで、公孫淵や曹爽のバタバタは各武将の記事を見てくだされィ!(゚Д゚)