李鵬 王真 VS傅僉 司馬望の配下として得意の槍を奮う
どうも!
諸葛菜です! 三国志演義は、魏呉蜀共に出落ち武将が大半を占めていて、なかなか記事にしづらいです。特に、魏に至っては大国のため、その数は他二国よりも多い・・・。
でも、今回は引き立て役、または噛ませ狗とも言うキャラが登場します。
[caption id="attachment_1569" align="aligncenter" width="600"] 著作者:vectorartbox.com[/caption]
李鵬と王真
登場回は演義第112回。
魏の糧秣が蓄えてある長城を姜維軍が襲う! 僅かな守備隊と共にここを固めるのは、司馬一族のボウ・シバ(司馬望)。
兵は少ないものの、城外20里まで出陣しました。 帯同するのは猛将王真と李鵬。
姜維と司馬望が罵りあった後、王真・李鵬が蜀の軍勢へ斬りこみます。
対するは蜀の傅僉。 演義では傅僉の圧勝でしたが・・・
妄想
・~・~・~・~・~・~・~・~
共に、名手として魏・羌の国境付近で道場を構えており、その子弟数は数百。司馬望が二人の腕を見込み、武将として大抜擢したもの。
傅僉は右手に槍、左手に鉄扇を持って構えている。
威嚇のためか傅僉は演武を始めた。
切れ味のある舞。 武の極みに達しているのではと思われるほどの見事な形であった。 「う、美しい・・・」
王真の側に控えていた騎兵の一人が思わず感嘆の声を漏らす。
その刹那、王真の槍が騎兵の身体を串刺しにする。
傅僉は王真の槍さばきを見てあざ笑う。 傅「その程度の槍術で私と戦うつもりか…?考え直…」
王「態度でかいのぉ、お前。こっちは・・・二人がかりなんだぜっ!?」
王真の余裕の発言に李鵬はハッとさせられた。 傅僉の舞に思わず気を呑まれていたことに気づいたのだ。
李「卑怯・・・とは言うまいね?」 李鵬はにやりと傅僉に微笑みかける。 傅僉が二人の顔を交互に見つめ、あきれた顔をしながら笑った。
「クックック・・・少しは楽しませて…」
傅僉が言い終える前に王真は速攻を仕掛ける。
三段突き。 一見単純だが、超高速で繰り出される技は、未だかつて誰もかわした者はいない。
「合わせイっ!!鵬さんっ!!!」
「応っ!!」
顔面に迫った王真の槍をかろうじて防いだ。傅僉の頬から一筋の血がしたたり落ちる。すぐさま、左側面から李鵬の大薙刀が迫る。槍で防ぐことが出来たが、馬ごと後ろに弾かれた。
「むう…」
傅僉、思わず歯軋りをする。
「最強タッグ結成だ」
王真がうれしそうに言い放った。 二人は前後から傅僉を挟み込む。
「まさに前門の虎…後門の狼ってとこだな。ひっひっ」
傅僉の相棒の蒋舒、大将の姜維が戦いを見つめている。
「姜維様!それがしも加勢にっ!」
蒋舒が槍を持ち替え、姜維に同意を求めた。
「やめろっ!貴様ではかえって足手まといになるっ!(くっ…この俺が武者震いとはな)」
「$☆□▲…(´・ω・`)」
王真はえたりと高速の突きを放ったが、傅僉に紙一重で交わされる。 傅僉はその槍を小脇にはっしと掴む。そのまま片手で槍ごと王真の身体を持ち上げた。
王真の身体は地面と平行になったまま。
「お、おろしてくれえ!早くおろしてくれえええ!」
「速くだな・・・?」
「そ、そうだっ、はやくおろしてくれ!」
傅僉は思いきり王真の身体を岩に叩き付けた。
王真、即死。 李鵬が背後に迫っていたが、振り向き様、鉄扇で顔面を殴り飛ばした。
李鵬、即死。 ・~・~・~・~・~・~・~・~ こうして、傅僉の手柄武将となった王真と李鵬。 ちなみに、王真、李鵬は架空武将だそうですw。