文鴦 part1 蜀の趙雲に匹敵する武勇。そして、悲劇の猛将…!

どうも!

諸葛菜です!

今回は三国志のコアなファンにお馴染みの文鴦DA! 司馬氏に政権が移ってからと言うもの、魏国内では反乱分子が大暴れ!

イケメン?反乱分子文鴦(ぶんおう)の登場です。 文鴦(238年 - 291年)(姓名:文淑、幼名:阿鴦) 英語名:Rigdon 父:文欽、兄:文虎 拠点:淮南 その他:趙雲並の活躍。18歳でデビュー戦 必殺技:無双発動 鋼の鞭乱舞? 三国志演義での登場回は第110回。 「文鴦 単騎 雄兵を退け(中略)」

鎮東将軍・淮南の軍馬毌丘倹が、司馬氏が曹氏の政権を奪い、やりたい放題の現状を見兼ねて挙兵。

同じく、司馬一門に恨みを持っていた曹爽恩顧の文欽(文鴦の父)と共に反乱を企てます。 文欽曰く、

「(中略)それがしの次男文鴦は万夫不当の剛の者で、日頃より司馬師兄弟の命を取って曹爽殿の仇を討ちたいと念じております者ゆえ、あれを先方にいたすがよろしゅうござりましょう」

父文欽に推薦された文鴦は早速一緒に挙兵。

文欽親子が加わったものの、毌丘倹(かんきゅうけん)さん、出鼻を挫かれまくります。

地の利を奪われたり、呉の孫峻が寿春に押し寄せてきたりとボロボロ。 劣勢の中、文鴦は父文欽、兄文虎とともに楽嘉城に馳せつける。楽嘉城の西にはすでに魏軍が結集。

しかし、陣取りはまだ整っていないようなので、文鴦が文欽に提案。

「(中略)父上は2500騎を持って、城の南側からかかって下さりませ。それがし、残りの者どもを連れて北からかか ります。(中略)」 文鴦は鎧・兜はもちろん、槍と鋼の鞭を装備して魏の陣営を駆け散らします。魏の陣営は陣も整っていないのでてんてこ舞い。文鴦軍の急襲に翻弄されます。

魏の兵士が司馬師の元にネガティブ注進。

「一手の軍勢が北側から斬りいりました。真っ先に立った大将は、手に負えぬ剛の者にございります」

すげーぜ!文鴦!鞭一振りで雑兵10人の首をはね飛ばしていそうです!

(僕は三國無双に詳しくないのですが、文鴦ってでてるのかな?) 文鴦の暴れっぷりに怒り心頭した司馬師。ショックで片目が飛び出してしまいます。敵も大群で且つ司馬師直属の部隊なので、将兵も相当な手練れ揃い。

文鴦は矢衾(やぶすま)に遭って追い返されたり苦戦中。しかも、頼みとする父文欽が南から加勢に来ない。

親爺・・・息子を見捨てたのかっ!?

「南から父上が来るはずなのに・・・」

と本人も不安そう。迷子状態になっているぞ!

可愛そうだな・・・文鴦・・・。 早く来いよ!親爺!

更に司馬師を助けに来た鄧艾が駆けつけてきて事態はさらに悪化。鄧艾を目にした文鴦はバリギレ!一騎打ちに持ち込み、50合以上も打ち合うも決着つかず。

強者の鄧艾相手に互角以上の展開に!

むしろ、これまでの戦いを含めてみると、文鴦の方が一枚上手か・・・!?

が、次第に文鴦の部下たちも支えきれなくなり、てんでに逃亡。文鴦はただ一騎敵勢の中を突き抜けて南へ落ちのび、楽嘉城の橋のほとりまで退却。背後には魏の大将数百人が元気百倍で追っかけてきます。 追いつかれそうになった時に馬首を返して大喝一声。魏の大将がひしめく中におめきいり、無双発動!!鋼の鞭で魏の大将クラスの人間をバタバタとなぎ倒します。

魏の大将たちも力を合わせて立ち向かいます。

これでまた文鴦ブチギレ!

「ネズミ共めが!それほど死にたいか!!」

またまた、魏の大将の群れに突撃。一瞬で数名をあの世に送ります。

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かっこいいぜ!文鴦!

魏の大将たちは何度も追いすがったが文鴦を倒せずじまい。

後の詩に、

(中国語)

长坂当年独拒曹,子龙从此显英豪。

乐嘉城内争锋处,又见文鸯胆气高。

(訳)

長坂に 当年独り曹を拒み、子竜 これより英豪をあらせり。

楽嘉城内 鋒(ほさき)を争うところ、また見る文鴦の胆気の高きを。

 

文鴦はしずしずと引き揚げましたが、親爺は・・・?

 

迷子っ!! 険しい山道で道に迷っていました! そして、魏軍と戦わずに寿春へ退却・・・。 この記事は文鴦のものなのに、親爺・・・へんなとこで目立ちすぎだぜ!

すったもんだで肝心の毌丘倹が殺されて反乱終了。

お次は諸葛誕の反乱に参加・・・。 長すぎたので、それは次回でっ! Part2に続きます。

文鴦 part2 蜀の趙雲に匹敵する武勇。そして、悲劇の猛将…!