姜維 part4 久々の勝利!魏の王経を倒す!そして、鄧艾登場
どうも!
諸葛菜です!
姜維は三国志演義後半の主人公ですから、登場回が多く、いくつのpartに分かれるか、定かではありませぬ・・・。 覚悟めされいっ!∑(゚Д゚)
- 姜維 part1 孔明イズムを受け継いだ天水の麒麟児!!
- 姜維 part2 夏侯覇が味方に!費褘の抑止もきかず、北伐に踏み切った!
- 姜維 part3 司馬昭を追い詰め 徐質、郭淮を討ち取ったどお~!
- 姜維 part4 久々の勝利!魏の王経を倒す!そして、鄧艾登場
- 姜維 part5 VS鄧艾!北伐は続く…犠牲はたくさん。でも挫けない。
- 姜維 part6 不屈の闘志で戦い続ける男 もう気持ちだけ
- 姜維 part7 黄皓を詰めることができず…攻め寄せた魏の大軍と大決戦!
- 姜維 part8 剣閣に立て籠もるも降伏 鍾会とともに反乱
- 姜維 最終章 トウ艾をシバイて鐘会とともに爆ぜる
司馬師が亡くなった後のどさくさに紛れて北伐!
演義第110回。
司馬師が死に、弟の司馬昭がその後を引き継いだばかりなので、その隙を突こうと姜維が北伐を開始。
姜維はこの虚に乗じて、魏を討つよう劉禅に上奏しました。 すでに費褘(ヒイ)・董允らがいないせいか、劉禅もすぐに裁可。出兵を許可しました。
出兵にあたり、張翼がこの北伐に反対。 国土は狭く、食料も乏しいため遠征は不利。要害を固めて軍民をいたわるべきと発言しました。
費褘(ヒイ)もいないし・・・現場の人間が、ある程度伯約を止めねばなりません。 が、
「それは違う!むかし丞相は茅蘆にいながらにして、すでに天下三分の大計を定められたが(中略)わしは丞相のご遺命をいただいた者として、尽忠報国、ご遺志を継がねばならず、たとい死すとも思い残すことは無い。(略)」 後半の姜維は「それは違う!」を頻繁に使います。 大先輩費褘(ヒイ)にもこんな口をきいていましたし。
夏侯覇も早く司馬一族を懲らしめたいのか、姜維に同調。トウ水の西の南安を落とすよう献策しました。
張翼もこれに賛成。 諸葛丞相云々を言われたら、行かないわけには行きません。「不意を付けば勝てる」と出兵に賛成します。
トウ水に到着。
魏の王経と対峙!
対するは魏の王経。 7万の兵と腕っ節の良い大将を身辺に置き、周囲を固めています。
姜維は夏侯覇と張翼にかくかくと何事かを命じ、自身は川を背に陣を構えます。
王経は「すでに天下三分されているのに、未だに北上してくる姜維」が不思議でならず、なぜ度々攻めて来るのかと質問しました。
「司馬師はいわれもなく己が主を廃した!隣邦として当然、黙って見逃すことの出来ぬことじゃ!しかも仇敵の国ではないか!」
姜維が川を背にしているのを見て、王経は張明、花永、劉達、朱芳に力攻めするよう命じました。
4人は左右から姜維を挟みこむ。
「さあて・・・どいつから片付けてやろうかな・・・?」
やっつけても大した経験値をもらえそうにない武将共
姜維も策があるため余裕で迎え撃ちます。 4人の攻撃を数合受け流した後、馬首を返して退却。 トウ水の西岸までわざと逃げ、流れに近づくや、将士に叫んだ。
「これでは死あるのみだ!しっかりせぬか!」
諸将、一気に奮い立つ。 これぞ韓信さんの背水の陣!
臨時的に代理のような形で、辺境に出張してきたばかりの王経をフルボッコ! 張翼、夏侯覇も王経の背後に回り、散々に斬りたてます!
討ち取った数は一万余りっ! 姜維、大勝利です。
王経には逃げられてしまいましたが、あのモブ4武将はいったいどうなったのでしょうか?
4人とも「キン肉マン」の「ビッグボディーチーム」よろしく姜維一人に瞬殺されたのか・・・。
強敵鄧艾登場!
王経軍を屠った姜維は一人意気軒昂。 狄道城へ攻め入ろうとします。 また調子に乗り始めたので、張翼がすかさず止めに入ります。
いわく、「すでに大功を上げたのだから、これくらいにした方が良い、もし失敗したら蛇足ものだ」
張翼は再三諌めましたが、姜維は全く聞き入れずに狄道城へ寄せ掛けました。
しかし、今度の相手は違います。 王経の敗北の仇を討とうとする陳泰、そしてはるばるエン州からやってきた鄧艾です。
姜維は軍を挙げて狄道城を四方八方から攻めたてますが、数日しても落ちない。
そこへ、陳泰、鄧艾が到着。
夏侯覇も慌て始め、「なかなかの強敵ですぞ」と意見らしくない意見を言ったのみ。
「敵は遠路はるばるやって来たものゆえ、行き着く間を与えずに揉み立ててやろう」
ポジティブシンキングな姜維は、張翼に城攻め、鄧艾を警戒している夏侯覇を陳泰に当たらせ、自身は鄧艾と戦おうとします。 しかし、伏兵が現われ、石火矢、太鼓の音、狼煙火があがる!姜維たちは撤退。 この後知ったのは、これらの伏兵が疑兵であったこと。 鄧艾の余りの智謀に、先が思いやられる姜維軍。
そんな折、蜀朝廷より「トウ水での功を賞して姜維を大将軍にする」旨の詔が・・・。
絶賛ドン凹み中の姜維軍にとって、これほど嫌味なものは無い・・・後主劉禅は、黄皓にたばかられたのか、余りにもタイミングが悪すぎまする!だからあの時に帰っときゃよかったんだよ…。