姜維 part4 久々の勝利!魏の王経を倒す!そして、鄧艾登場

どうも!

諸葛菜です!

姜維三国志演義後半の主人公ですから、登場回が多く、いくつのpartに分かれるか、定かではありませぬ・・・。 覚悟めされいっ!∑(゚Д゚)

 

kyoui

司馬師が亡くなった後のどさくさに紛れて北伐!

演義第110回。

司馬師が死に、弟の司馬昭がその後を引き継いだばかりなので、その隙を突こうと姜維が北伐を開始。

姜維はこの虚に乗じて、魏を討つよう劉禅に上奏しました。 すでに費褘(ヒイ)・董允らがいないせいか、劉禅もすぐに裁可。出兵を許可しました。

出兵にあたり、張翼がこの北伐に反対。 国土は狭く、食料も乏しいため遠征は不利。要害を固めて軍民をいたわるべきと発言しました。

費褘(ヒイ)もいないし・・・現場の人間が、ある程度伯約を止めねばなりません。 が、

「それは違う!むかし丞相は茅蘆にいながらにして、すでに天下三分の大計を定められたが(中略)わしは丞相のご遺命をいただいた者として、尽忠報国、ご遺志を継がねばならず、たとい死すとも思い残すことは無い。(略)」 後半の姜維は「それは違う!」を頻繁に使います。 大先輩費褘(ヒイ)にもこんな口をきいていましたし。

夏侯覇も早く司馬一族を懲らしめたいのか、姜維に同調。トウ水の西の南安を落とすよう献策しました。

張翼もこれに賛成。 諸葛丞相云々を言われたら、行かないわけには行きません。「不意を付けば勝てる」と出兵に賛成します。

トウ水に到着。

 

魏の王経と対峙!

対するは魏の王経。 7万の兵と腕っ節の良い大将を身辺に置き、周囲を固めています。

姜維夏侯覇張翼にかくかくと何事かを命じ、自身は川を背に陣を構えます。

王経は「すでに天下三分されているのに、未だに北上してくる姜維」が不思議でならず、なぜ度々攻めて来るのかと質問しました。

司馬師はいわれもなく己が主を廃した!隣邦として当然、黙って見逃すことの出来ぬことじゃ!しかも仇敵の国ではないか!」

姜維が川を背にしているのを見て、王経は張明、花永、劉達、朱芳に力攻めするよう命じました。

4人は左右から姜維を挟みこむ。

「さあて・・・どいつから片付けてやろうかな・・・?」

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やっつけても大した経験値をもらえそうにない武将共

姜維も策があるため余裕で迎え撃ちます。 4人の攻撃を数合受け流した後、馬首を返して退却。 トウ水の西岸までわざと逃げ、流れに近づくや、将士に叫んだ。

「これでは死あるのみだ!しっかりせぬか!」

諸将、一気に奮い立つ。 これぞ韓信さんの背水の陣!

臨時的に代理のような形で、辺境に出張してきたばかりの王経をフルボッコ張翼夏侯覇も王経の背後に回り、散々に斬りたてます!

討ち取った数は一万余りっ! 姜維、大勝利です。

王経には逃げられてしまいましたが、あのモブ4武将はいったいどうなったのでしょうか?

4人とも「キン肉マン」の「ビッグボディーチーム」よろしく姜維一人に瞬殺されたのか・・・。

 

強敵鄧艾登場!

王経軍を屠った姜維は一人意気軒昂。 狄道城へ攻め入ろうとします。 また調子に乗り始めたので、張翼がすかさず止めに入ります。

いわく、「すでに大功を上げたのだから、これくらいにした方が良い、もし失敗したら蛇足ものだ」

張翼は再三諌めましたが、姜維は全く聞き入れずに狄道城へ寄せ掛けました。

しかし、今度の相手は違います。 王経の敗北の仇を討とうとする陳泰、そしてはるばるエン州からやってきた鄧艾です。

姜維は軍を挙げて狄道城を四方八方から攻めたてますが、数日しても落ちない。

そこへ、陳泰、鄧艾が到着。

姜維は大仰天して夏侯覇を召喚。

夏侯覇も慌て始め、「なかなかの強敵ですぞ」と意見らしくない意見を言ったのみ。

「敵は遠路はるばるやって来たものゆえ、行き着く間を与えずに揉み立ててやろう」

ポジティブシンキングな姜維は、張翼に城攻め、鄧艾を警戒している夏侯覇を陳泰に当たらせ、自身は鄧艾と戦おうとします。 しかし、伏兵が現われ、石火矢、太鼓の音、狼煙火があがる!姜維たちは撤退。 この後知ったのは、これらの伏兵が疑兵であったこと。 鄧艾の余りの智謀に、先が思いやられる姜維軍。

そんな折、蜀朝廷より「トウ水での功を賞して姜維を大将軍にする」旨の詔が・・・。

絶賛ドン凹み中の姜維軍にとって、これほど嫌味なものは無い・・・後主劉禅は、黄皓にたばかられたのか、余りにもタイミングが悪すぎまする!だからあの時に帰っときゃよかったんだよ…。