小説?「それからの三国志」を買って途中まで読んでギブアップ

どうも! 諸葛菜です!

 

本屋で立ち読みしてから、買ってしまった「それからの三国志」。

まだ読み終えていません。というか、もう読めなくなってギブアップです(>_<)。ギブアップしたのは上巻の真ん中あたりです。半ば、途中で読むのをやめたようなもんです。読みにくいところはがんがん飛ばして、小説っぽいところを拾い読み(それでも演義と同じ部分をとばした)しました。

そうこうしていたら、あっという間に下巻までも終了。

何かの本で、「つまらないと思ったら、その時点で、今読んでいる本をやめることも大事だ。最後まで読むのは必ずしもいいことではない」と、書いてあったのを思い出しました。レビューは決して悪くないのですけど、私に合わなかっただけ。本の内容そのものは、悪くないと思います。小説の序盤は孔明の死後、姜維楊儀ら蜀の遺臣たちの心の葛藤や、蜀の将来について憂う姿が小説風に書かれていました。

てっきり時代小説のような形で話が進んでいくのかと思いきや、いきなり作者の個人的感情が入った文章が出てきたり、急に場面が変わったり、一つ一つの話が尻切れトンボで終わっていた印象を受けました。 それと物凄く拒否反応を受けたのは、言葉使いです。頻繁に出てくる横文字。

「曹爽一派の浮ついた連中の集まりをサロン」 「グラマー宮女」 「珍奇なインテリアで飾ったアングラバー」 「カジュアルウェア」 「フォーマルウェア

などなど、悪くはないにしても、個人的には、三国志の世界に浸りたいのに、急に横文字が出てくると拒否反応がでます。女性の服装や各国の職階についていろいろ書かれていましたが、レポートなのか論文なのか小説なのか、読んでいてわからなくなる時がありました。

三国正史なり三国演義三国志を読んだ人がもっと深く三国志を知りたいと思って読むには不足です。

よかったところは、序盤、魏延のもとで一兵卒として頑張っていた馬岱が豚の脂身と一緒に諸葛菜をほおばって食べていた場面です。なんとなくほほえましかったので。馬岱はおいしそうに食べていましたが、楊儀の野郎と作者の内田先生は諸葛菜のことを「味もそっけもなくて、土臭い。煮過ぎると歯ごたえもない」とあまりよく書いておられませんでした。くやしいです。

 

とは言え、繰り返しますが、この本が決して悪い本ということではありません。 三国志を物凄く理解していれば、武将の職階の話をされてもすぐにわかるでしょうし、このような書体が読みやすいと感じられる人にとっては、いい本かもしれないです。私自身、特に武将の職階に興味もないしなあ。。。文章の書き方も自分には合わないし。。。売れるかわかりませんけど、とりあえずヤフオクに出品しちゃいます(汗)。

後記:300円で売れました^^