魏邈(ギバク) 施朔 孫休へ孫チンの挙動不審を上奏 天誅組とは俺らのことよ!

どうも! 諸葛菜です! 三国志演義では呉の武将は非常に少ないながらも、出落ち武将はたくさんおりまする・・・!

「つまり、呉の武将の大半が出落ちってこと?」

呉をなめるなよー!∑(゚Д゚)

さて、今回は魏バクと施朔。

演義での登場回は第113回。 孫チンが孫亮廃帝とし、孫休を皇帝としました。 しかし、孫休が孫チンに対して不審を抱き、その兇暴な振る舞いに対していたく不満を持っていました。天子の聖寿の祝い酒を持っていった孫チンでしたが、これを孫休が拒否。孫チンはこれを恨み、武装蜂起の準備を進めます。

これをいち早く察知したのが将軍魏バク、近衛の武士施朔でありました。

「孫チンは武昌に軍勢をそろえ、武庫の兵器をすべて運び出してござります。近々のうち、謀反を起こす所存と見えます」

と孫休へ密奏しました。 丁奉、張布が中心となり孫チン天誅を企てます。魏バク・施朔は丁奉の指示に従い、外の軍勢を整え待機。宴もたけなわ。丁奉らは首尾よく孫チンらを誅殺。

が、魏バク・施朔には重要な仕事があります。孫チン兄弟の確保です。詳しく、現場の状況を振り返ってみましょうか・・・。

妄想

・~・~・~・~・~・~・~ 孫チンとあらかじめ手はずを整えていた孫恩・孫拠の抵抗激しく、両者の邸を包囲中の魏バクは苦戦を強いられていた。次々と討たれていく魏バクの兵士たち・・・ 意図伝話(糸電話)で上司である丁奉と通信。 「丁奉さん。聞こえるか。仲間が殺された…どうして現場に血が流れるんだ……!」 丁奉『現場の君たちを信じる!(°д°;)』 一方、施朔は孫カイ、孫乾邸を包囲。施朔は孫カイらを追い詰め、館に突入を開始した。孫カイ・孫乾を確保。近衛の武士として孫亮・孫休を警護してきた施朔は、孫チンの暴虐に対し大きな怒りと恨みを抱いていた。ここで、施朔は左手で縛り上げた孫カイの襟首を、右手で孫乾の襟首を引き揚げた。 「いいか、よーく覚えとけよ。 兄貴が偉いからってな、何やっても許されると思うな。許してくれるのはな、兄貴のお友達だけだ。俺たち現場の人間は違う 。兄貴が丞相だろうがな。帝を力づくで傷つけるような奴は俺たちがトコトン追い詰める!お前みたいな奴に傷つけられて何年も苦しんでる帝(孫亮)がいるのをしってるか?俺たちは区別しねぇぞ、そこまで計算して生きてないからな」 孫チン兄弟全員を確保。 こうして孫チン一派の奸賊を全て討滅することに成功した。