蛾遮塞・治無載 羌族のドン 郭淮と戦い、姜維に救出される

どうも!

諸葛菜です!

異民族ぅぅ~異民族の血い~!Σ(゚д゚;) と、血に飢えているわけではありませんが、異民族を書きたくて・・・。

演義には出ていないけど、蛾遮塞と治無載を発見!

反乱を起こす羌族

247年、南安、隴西(雍州)、金城・西平(涼州)周辺の羌族の首領たちである蛾遮塞、治無載、俄何・焼戈らが魏に対して反乱を起こしました。

※俄何・焼戈は、演義では俄何焼戈という一人の人物として扱われています。 諸説あるので、ここでは割愛。

理由は分かりませんが、突発的に起こる異民族の反乱。

通常、姜維羌族を煽り、その後蜀軍が出兵するパターンです。

しかし、今回は羌族の方から蜀に出兵を呼びかけました。

これにあわせ、姜維は雍州へ向かいます。

当時、魏の夏侯覇は未だ蜀に亡命しておらず、討蜀護軍として為翅(現在の甘粛省)に出兵。

当初、姜維はそのまま雍州へ向かい羌族と合流するかと思われていましたが、郭淮姜維が為翅に来ると判断。夏侯覇と合流して、姜維を撃退しました。

結果、姜維軍と連合できなかった羌族は敗退。 俄何・焼戈も郭淮軍に斬られました。 姜維も自分ひとりで何でもやりたがるからなあ・・・。 甘粛省夏侯覇が来たなら、羅憲と閻宇あたりにやらせて、姜維は北上すればよかったのに。 愚痴です。

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再び反乱。郭淮に手も足も出ず

さて、翌248年。 蛾遮塞らは懲りずに魏に反乱。現在の甘粛省西寧の古城に立て籠もり、黄河を盾に郭淮の軍を防ぎました。

当然、郭淮に勝てるはずも無く敗退。

一方、治無載は武威を包囲。 郭淮は治無載の家族のいる西海郡というところへ出兵。包囲網が崩れたとみるや、治無載を撃破。

治無載は出陣してきた姜維に救出されました。 廖化は治無載の家族を収容。

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郭淮羌族と蜀の結びつきが強くなるのを恐れ、兵を割いて廖化を打つため出兵しました。 魏の世論としては、「兵を分散させず、西に攻め入って羌族と蜀を分断させるのが良い」と言われていましたが、郭淮は、「姜維は必ず廖化を救援に来る。姜維は奔命に疲れて、結びつきは離れる」と判断。

夏侯覇姜維を当て、廖化には郭淮自身が当たり、全て郭淮の思惑通りになりました。

郭淮、超無双です。

短期間にここまでコテンパンにやられると、蛾遮塞・治無載らも郭淮に対して相当なトラウマを抱いていそうです。

「・・・」

「はっ!?胸に七つの傷・・・!」

「か、郭淮かっ!?全軍退却~!」

孔明死後の三国志後半で、対羌族となると姜維よりも郭淮の活躍が光ってます。

最新作三国志12は低評価だけど、もし、13が出るようであれば郭淮のステータスが上がっていそうです。 結局、治無載らは姜維に連れられて、成都近郊に安住させられました。 蛾遮塞は・・・?σ(^_^;)

羌族も忘れちゃいかん!