三国志正史と三国志演義の違い 三国志初心者の教科書選びは慎重に(汗)!
どうも! 諸葛菜です! 三国志演義と正史の違い。 私自身、三国志演義と横山三国志、吉川三国志、それから「覇」第二巻しか読んでいません。そのほか、坂口先生の作品は何冊か読みました。
でも、正史は読んでないんですよね(汗)。読みたいな~と思いつつ、読んでいない・・・。
三国志と言っても今は多くの作者先生が書いており、上記以外にも、
三国志の亜種を先に読んでしまうと後に混乱をきたす
陳先生や北方先生の作品はともかく、三国志初心者が「覇」や「天地を喰らう」を最初に読んでしまうと、後日、三国志に対する認識を修正するのが大変かもしれません。
三国志を知らない人がいきなり池上遼一:画、武論尊:原作の「-覇-」を読んでしまうと、その後吉川英治三国志をよんだところで、「武論尊先生と違うじゃないか。小説だから事実をまげているのか」などと誤った認識を持ってしまうので要注意です。
また、本宮先生の「天地を喰らう」は、張角の身体を108に分解して、その108の破片が魔星となり、それぞれの武将に落ちてしまう。劉備以外は魔性の虜になる。時代的に水滸伝の108星がモチーフなのでしょうが、私の中では、何となく後年の『聖闘志星矢(セイントセイヤ)』の108の魔星スペクター軍団と被ってしまいます。
この作品は7巻で打ち切り。三国志らしい展開にはならず、本宮先生も「ジャンプのアンケートではかなり低かったので連載は終了してしまったが、愛着がある作品だった」と語っておられました。
「天地を喰らう2」のアーケードゲームは、横スクロール型のファイナルファイト風のアクションゲーム。中学の頃、かなりはまりましたし、漫画の「天地を喰らう」よりもよっぽど三国志なので、勉強になります。
まあ、「天地を喰らう」については、「男一匹ガキ大将」の延長と思って読んだほうが胃もたれを起こさずに済みそうです。
と言うわけで、三国志初心者の方は、小説なら吉川三国志。漫画なら横山三国志を読まれたほうがいいと思います。
正史と三国志は違う
さて、
余分な話をしていたら、紹介が遅れてしまいました。ここでよくコメントをいただいている、『茶釜さん』が演義と正史の違いについて記事を書かれたのでご紹介します。
演義と正史の主な違い、私が知らなかった&へえ~と思った部分を抜粋。
「三国志正史」ってのは三国を統一した晋の文官・陳寿が書いた歴史書です。 そしてそれが記述が簡潔だったので「つまらねぇ」と思った裴松之が いろんなおもしろエピソードを付け加えたのが、今知られている「三国志正史」です。さらにそれを面白いと感じた講談師たちが適当にそれをふくらませて語りました。それのパンフレット的なのが「三国志平話」という本です。 正史 三国志 全8巻セット (ちくま学芸文庫)
そしてさらにそれをもとに書かれたのが羅漢中の小説「三国志演義」です。
華雄を倒したのは関羽じゃなくて孫堅 関羽討伐に参加した人は正史では別に病死なのに演義だと変な死に方してる 曹真は正史だとヘタレじゃなくてむしろ有能な子 虞翻さんと王朗は演義だと仲悪そうだけど正史だとむしろ仲いい 張郃(コウ)…元は袁紹の配下。官渡で裏切って曹操についた。吉川三国志では三回死ぬ。 曹丕子桓 フルーツ大好き、詔勅で「フルーツおいしい」とか言い出す。 おはじきが得意で武器はサトウキビ。
以上、抜粋でした。
曹丕がぐだもの好きだとは。。。たしか曹操もみかんが大好きで、横山三国志ではみかんにはまっていた気が。やはり、三国志マニアとしては、正史も読むともっと三国志を楽しめそうです。
読みたいなあ~正史。