何晏 論語集解を著した男 おまけで鄧ヨウ
どうも!
諸葛菜です!
曹爽恩顧の取り巻き五人衆をめんどくさいのでいっぺんに書こうとしたら、何晏の存在が他の4人よりも目だっていたので、単独で書くことにしました。
BL系ビジュアルな神の子?
何晏が薬中で、「俺は神だ」発言をしたり、かなりの美形であるというコメントをいただいたので、ウィキを見たらびっくり。
セイントセイヤのシルバーセイントのミスティを髣髴させてくれるキャラ、何晏。
一モブ武将で終わらせようとした私が甘かった。
結構濃ゆいやつです。
何晏(?-249年) 祖父 何進
ウィキを見ると、論語に関する書物を著したり、文学面でも活躍しています。
ただ、おしろいを塗ったり、手鏡を携帯して自分の顔を見る度にうっとりしていたりとかなりのナルシスト。
ウィキにも、『世説新語』によると、「五石散」という麻薬を愛用していたとされる。何晏がこれの評判を吹聴しており、流行の一助となった。「散歩」の語源は「五石散を服用して歩き回ること」に由来するとの説があります。
そんなシャブ中何晏先生。
現代に生きていたら、その美貌を生かして俳優になり、不特定多数のグラビアアイドルと寝まくって、東スポあたりを騒がせていた逸材だと思います。
三国時代にこんなラリった人物がいたとは新鮮です。 ウィキを見てわかるとおり、生まれてくるのが1000年以上早すぎた感じがします。
こんな奴のシャブ打って徘徊している姿が、散歩の語源かもしれないとは・・・散歩に替わる新語を考えなければなりません(笑)。
曹爽をそそのかすっ!
さて、そんな何晏の演義での活躍を見てみましょう。 登場回は第106回。
曹爽が司馬懿とともに曹芳をサポートしている頃です。
曹爽は司馬懿を敬っていましたが、それに歯がゆさを感じたのか、何晏が曹爽の運命を左右する進言をしてしまいます。
「殿の大権は人に任せるべきものじゃあ・・・ない!」 「父君(曹真)は司馬懿に辱められたのをお忘れか?それが元で死んだのでござるぞ・・・」
この一言で、純な曹爽大将軍を不良の道へいざないました。
それからというもの曹爽一派は毎日酒と女に狂いはじめました。
易者の管路に死亡フラグをぶっ刺される!
ある日、何晏は同僚のトウヨウとともに易に詳しい管輅を訪問。 トウヨウが、 「そなたは易が得意であるとか言っておるが、易の中の言葉に一言も触れないとは、これはどういうわけかな?」
管輅が答えて、 「易をよくする者は易のことは言わぬものでござる。」
「いや、これは至言w」
と、笑った何晏は、 「わしは三公に昇ることができるラリか?このところ青蝿が数十匹鼻の先に集まってくる夢を、毎晩のように見るラリが、これは何の兆しであるラリか?」
幻覚じゃないですか…。
「シャブのやりすぎだ!」
の一言で済ませば良いのですが、そこは管輅様。大人の対応で接してくれました。 いわく、
- 何晏の徳を慕うものが少ない。その威を恐れる人ばかり。
- 鼻は山であり、高く安定していることが地位を保つゆえん。今、青バエは腐臭を嗅ぎつけてやってきたもの。
- 位は高ければ高いほど覆りやすい。よくよく自戒しなければならない。
「何だ、老生の常談(年寄りの決まりきった言い草)じゃないか」
と、トウヨウ激怒。
管輅は、ひるまず、
「老生は生ぜぬ先を見、常談は談られざることを聞くものだ」
と、挨拶もせず立ち去った。
何晏、トウヨウはあれは全くのきちがいだと笑いあったものであった。
死亡フラグをさされた何晏・トウヨウ。 曹爽まき狩りシーンでは出てきませんでした。
最後は、曹爽一族と同じ運命をたどります。
曹爽&曹羲(ソウギ)、曹訓、曹彦 僕たち兄弟は豚じゃない・・・
妄想キャラとしていじりがいのある何晏
何晏に勇猛さがあれば、もっと面白いキャラだったかもしれません。
ナルシスト 美形 頭もいい 腕っ節もいい
だったら、完璧です。
「五石散」を一度に200g摂取し、程よく回ったところで司馬懿の本陣に単騎突撃。雑兵100名を瞬く間にほふり、司馬懿本陣にまで迫ったものの力尽きて捕虜に。
捕虜になってからは、ケ○の毛まで剃られ、対美男子用の拷問が繰り広げられるっ・・・!
女性ファン急増か!?∑(゚Д゚)
いろんな意味で何晏を要再評価!