鐘会 part3 小物臭全開!鄧艾を出し抜け!
どうも! 諸葛菜です!
南鄭関を破ったところで終了しました。
- 鍾会 冷酷?野心家?許儀殺し?俺に取っちゃあ褒め言葉だぜ!
- 鍾会 part2 才能をきらめかせ、蜀へ進軍!主要関門を次々突破!
- 鍾会 part3 小物臭全開!鄧艾を出し抜け!
- 鍾会 part4 劉備にもなれず 野望半ばにして果てる!
part3は諸葛亮が霊験をあらわし、蜀の民を守ったというエピソードから始まりますが、前回諸葛亮の記事で書きましたので割愛。諸葛亮の霊波をキャッチした鍾会もまたニュータイプ。ただの電波野郎ではありません。
[caption id="attachment_2059" align="aligncenter" width="332"] 百度:鍾会より[/caption]
諸葛緒を確保、鄧艾に喧嘩をふっかける
鍾会は剣閣の25里手前まで迫ります。そこへ、諸葛緒が謝罪に出頭。姜維に陣を奪われたことを謝りますが、
「わしは貴様に、陰平の橋の渡り口を固めて、姜維の退路を断つよう命じておいたはずだ!なぜ取られたのか!しかも今度は、許しも得ずに兵を進め、また負けてきおったのか!?」
諸葛緒 鄧艾の部下 俺の愛車は囚人車(涙) 死亡年ははっきりしてるぜ!
ムムム・・・許儀の時と同じか!? 鍾会が怒って首を刎ねるよう命じますが、監軍の衛カンに止められます。諸葛緒はあんたの部下じゃなくて、鄧艾将軍の部下。ここで諸葛緒を殺したりしたら、味方同士の不和の元になる。だから、やめるよう進言します。
が、
「わしは天子の詔を奉じ、晋公のご命令を受けて蜀を討ちに参ったのじゃ!たとい鄧艾であろうと、罪を犯せば斬り棄てるまでだ!」
と、諸葛緒のボスの鄧艾まで殺しちまいそうな勢いです。
諸将がこもごもにとりなしたので、処刑はしませんでしたが、諸葛緒を亀甲縛りに縛り上げ、囚人車にぶち込み、洛陽までカンガルー便の着払いで送還と、変なところでワイルド。
ひでえ・・・。
それにしても、鍾会さんも人の使い方が下手なのか、選んだ武将の能力が低いのか、適材適所に人を配置するのがいまいちやね・・・。(^^ゞ
姜維を降参させる
この鍾会の勝手な振る舞いに怒ったのは、当然諸葛緒の上司鄧艾。お供15,6騎を連れて、鍾会の陣営に様子見にいきます。ビビリの鍾会は、左右の者に、
「と、とと、鄧艾の共はど、どれほどおるのじゃ!?(・Θ・;)」
「わずか15、6騎でござります(汗)」
すぐさま屈強の者数百人を陣の内外に並ばせる。 小せえ・・・小せえよ、鍾会!夏侯咸らに言われたことがまだ解ってねえようだなっ!
鄧艾は山を越えて蜀の首都へ攻め入ることを鍾会につげました。鍾会は喜んだ振りをして、
「それは至極の妙計!これよりただちに打ち立っていただきたいものでござる。それかし、ここで勝報をお待ちいたしましょうぞ」
さらに、鄧艾は知恵者だというが、ただの馬鹿者であると切り捨てました。
いわく、
「陰平よりの間道は、そそり立つ山ばかりじゃ。もしかしこの難所に百人余りの蜀勢がおって、退路を断たれたらどうするつもりか。鄧艾の手勢は一人残らず餓死するばかりではないか。わしはあくまで正面より進む。蜀をやぶれぬはずはない」
鍾会は雲悌や石火矢を使い、剣閣を息もつかせず攻めたてた。すったもんだで、鄧艾が蜀の首都成都を陥落。劉禅を降服させました。剣閣を守る姜維も降参。鍾会は姜維の降参をことのほか喜び、
「伯約!なぜ今頃までぐずぐずしておったのか!?」
馴れ馴れしいわ!∑(゚Д゚)