于詮 籠城することに意義がある!演義第112回のタイトルは俺がもらった!

どうも!

諸葛菜です! 三国志演義後半の呉の籠城キングはこの于詮様さ! ぬああああああっーーーー!と、咆哮!

参考記事:孫チン 登場は演義第112回。 寿春を救って 于詮節に死し って・・・タイトルの通り、死んじゃいます。

以上!

 

いえいえ、ちゃんと続けます。(;^_^A

・・・・さて、

諸葛誕が魏に反旗を翻し、孫チンが援軍を派遣しサポート。 鎮圧に向かった魏軍は司馬昭、鐘会を始めとする智勇兼備の武将ども。 呉軍の大将たちのステータスが若干不安なものの、諸葛誕もいることだし、少しは戦えるか・・・な。

呉軍の先鋒朱異、唐咨が挑みかかりますが、たちまち魏軍の王基に蹴散らされ退却。

本日の主人公于詮は後詰です。

孫チンから脅迫された朱異は、自分の陣営に戻り、諸将と協議をします。 ここで、于詮が提案。

「ただいま、寿春南門の囲みが解けております。それがし一軍を率いてかしこより城内に入り、諸葛誕殿にお力添えいたしとう存じます。将軍が外から魏の軍勢におかかり下さらば、それがし、城内から討って出ますゆえ、前後から揉み立てて打ち破ることがかなうでござりましょう」

朱異たちがどれだけの諜報をしているのかわかりませぬが、相手はあの司馬昭と鐘会でござります。相手が相手だけに、一筋縄ではいかない作戦じゃないか…?

でも、後詰の君が、そんなにアグレッシブに攻めても大丈夫なの!?(゚Ω゚;)

そんな不安をよそに、この案は実行に移されます。 全エキ、全端・文欽とともに于詮は1万騎を率いて入場。 途中、魏の部隊と遭遇するもそれを蹴散らす。魏の兵士がこれを司馬昭にご注進。

「それは朱異と手はずを決めて、内外からわが軍を打ち破ろうと言う下心からじゃ(o^-')b」

 

ぬぬう・・・。 発案・実行から数行目ですぐに見破られるとは・・・。

  恐るべし、司馬昭

 

それもそのはず。 合戦前に、司馬昭は鐘会とこの城をどう攻めるかを相談したとき、

「南門を開けておいて、そこからわざと敵を逃がし、それを追い討てば勝てる」

と、鐘会が太鼓判を押したからです。 果たして、この作戦が、于詮及び朱異、唐咨、全一家の不幸を招くことになります・・・。

[caption id="attachment_819" align="aligncenter" width="500"]籠城せよっ! 籠城せよっ![/caption]

朱異が戦いに敗れ、退却するも孫チンに斬首され、孫チンは部下に仕事を丸投げして、建業へ帰国。全親子はそろって降参。 諸葛誕軍の兵糧も底を尽きはじめ、蒋班、焦イが逃亡。 文欽も諸葛誕に処刑され、文兄弟は魏に投降。

司馬昭は、完全に内部崩壊した諸葛誕、呉連合軍に付込み総攻撃を仕掛けます。門を守っていた大将も門を開けてしまい、魏の大軍が乱入。

この戦の言いだしっぺの諸葛誕も殺されてしまいます。

于詮はただ一人戦い、王基から、降服するように勧められます。

「加勢するよう命ぜられて参ったのに、その役も果たせず降参するなぞ、大丈夫たる者のすることか!」

兜を地面にたたきつけ、

「人としてこの世に生まれ、戦場に死ぬることができるとは願ってもない仕合せだ!」

と叫び、30余合もなぎなたを揮って無双発動。

が、ついに力尽きて乱軍の中で死亡・・・。

于詮、男を飾りましたね・・・。 出落ち武将が多い三国志演義後半ですが、最後は死に花を咲かせました。 籠城をして、勝敗を問わず最後まで戦い抜けば、歴史に残ることができるのが三国志。 孫チンに置いてきぼりにされたのに、よく頑張ったよ、于詮・・・。