鮑素 実は攻撃の方が得意だったんだ(冗) 蜀軍のリーマン武将!
こんにちわ! 諸葛菜です!
蜀軍の貴重な戦力鮑素将軍様だっ!
レベル1。ステータスの振り分け具合がなんとも絶妙!攻撃、物理防御、技防御が3。法術防御が弱いのか。
鄧艾の目を欺こうとする鮑素様
姜維率いる蜀軍がキ山へ向けて進攻。王経軍を破り、意気揚々と南安を目指します。 キ山を突破し、南安を衝く策を考え出します。
姜維は自分の旗指物を部下に持たせ、自分がキ山にいる魏軍を囲んでいるように見せかける。自分たちは董亭に出て南安を衝くという方針。
「(中略)そなたたちはわしの旗じるしを立ててこの谷間に陣を取り、毎日、百騎余りの物見を出せ。物見は出るたび、鎧・さし物を変え、(略)」
この大任を鮑素に命じました。 鮑素はこの命令どおりに動き、鄧艾の眼を欺こうとします。
しかし、流石鄧艾。蜀軍がいっこうに攻めて来ないのを怪しみ、陳泰へ報告。
「(中略)わずかな兵がいるだけで、鎧をとりかえては出たり入ったりしているもの。馬も疲れきっております。大将は無能な者と見ました。(中略)」
と、この時点で鮑素をすっぱりと両断。 姜維軍は目的地の南安に向かう途中、伏勢に悩まされ、どうにかこうにか段谷というところまで兵を進めます。
あっぱれな討ち死に!
鄧艾、鄧忠、師纂に三方から攻め立てられかけ散らされ、姜維の元に火急を告げる早馬が到着。
「キ山の陣屋はすでに陳泰に破られて、鮑素は斬り死にし、かしこの軍勢は漢中へ引き揚げました!」
数ページ後に出てきたと思ったら、すでに死体に・・・
鮑素ーーーーーーー! 。゚(TT)゚。
鮑素はきちんと仕事をしていましたよ。
- ただ、多勢に無勢であったこと。
- 計略が鄧艾に見破られたこと。
- 直接戦った相手がつわものの陳泰であったこと。
これだけの条件が揃っていたら、蒋舒、馬邈(ババク)とかだったら戦わずして降服していたYO・・・。
よくやった鮑素・・・。
勝てないと知りつつも、屈強の者ども数十人を従えて、陳泰軍の中核目指し突撃した姿が眼に浮かびます。こうして、蜀軍には数少ない戦闘タイプの一般武将が戦死。魏軍と比べても大将の人数がすくない蜀にとっては痛手でしょう。
でも、この回だと、張嶷の死の方がインパクトありすぎて、そちらの方を悲しみますよね。
普通の読者なら。
鮑素の死はスルーされているので、あえてスポットを当ててみました。 嗚呼・・・馬バクが10人死んだくらいに悲しい・・・。