虞松 出落ちの主簿を書くのを忘れていた~!大局的に情勢を見れる男

どうもっ!

諸葛菜です!

三国志演義後半の出落ち武将、名前だけ武将は全て書ききったと思っていましたが、それはただの慢心でした(゚д゚)!

見落としていましたよっ!

虞松! この虞松さん、演義での登場回は第108回。

呉の諸葛恪が魏に攻め込んだ時の回です。

孫権の死に乗じて、一気に南下してきた魏軍を諸葛恪が撃破。 諸葛恪と言うよりも、現場武将の老将丁奉の武力と、用兵が上手かったため勝利できたのですが、「これは俺の采配ぶりが良かったからだ」と勘違いした諸葛恪が(よせばいいのに)、さらに北上を試みました。

死亡フラグを打ち立てた蔣延を庶民に下す小話もありましたが、どうにか新城という城を取り囲むまでに至りました。

魏の張特が篭もる小城ですが、なかなか落とせません。

ここで虞松の登場です!

司馬師の元に虞松が見参!曰く、

「諸葛恪が新城を囲んだとて、しばらく戦わずにおれば、遠来の軍勢ゆえ、兵糧が不足してみずから退くこと疑いござりませぬ。敵が退くところに追い撃ちをかければ大勝は必至。ただ蜀の軍勢の攻め入るのにご用心なされませ」

司馬師はげにもと頷き、呉の大軍を 毌丘倹(カンキュウケン)、胡遵に防がせ、蜀との国境を守る郭淮の元へ増援を派遣しました。

この時、諸葛恪はすでに姜維へも書簡を送り、魏を倒そうと促していました。しかも、姜維将軍はこの手紙を見て小躍りしたくらいですからな。

諸葛恪の手の内を読み、新城の地形、兵糧の量、守備大将の張特の能力も全部把握済み。 かなりしっかりした主簿さんだと感心いたしました!

この虞松さん、陳留の人で、九江太守の外孫だそうです。。

目立たないけど、こういった人物が、魏にはゴロゴロいたんだろうな^^;