廖化 part2 北伐に反対し始めた蜀の良将軍

どうも! 諸葛菜ですっ!

姜維が北伐に熱中している傍らで、クールに淡々と仕事をこなすベテラン老将廖化。 そんな廖化を書けて、嬉しい~!

ryouka1 Part1はこちら 廖化 蜀の叩き上げ職人武将!劉備流浪時代からの猛者

さて、三国志演義での廖化の活躍を追ってみましょう。

三国志演義第113回。

孫休 が孫チン を粛清し、この旨を蜀の劉禅に伝えた。 その手紙の中には「司馬昭が魏を奪う可能性が高いので、お互い気をつけましょう」という内容が書かれていた。 これが姜維 の闘魂に火をつけ、北伐を決行。その際、廖化張翼とともに先鋒を務めた。

祁山へ向けて出発したが、そこにはトウ艾のトラップがすでに仕掛けられていた。狙われたのは王含、蒋斌の左翼。鄭倫の率いる掘子軍にやられ、初戦は敗退。

後日、姜維トウ艾は陣形でもって戦い、ここでは姜維が勝利。

トウ艾は司馬望に姜維と陣立て合戦をさせておいて、その隙に自身は姜維の背後を衝くという作戦を計画し、お互いに陣を構えて戦おうという挑戦状を姜維に送った。

姜維は不審に思ったのか、諸将に問うと、廖化

「これは、我が軍と陣法を戦わせるが如く見せかけておいて、一軍をもって背後から衝こうとしているのではござりませぬか」

姜維廖化張翼に命じて、山の裏手に伏勢させた。 案の定、トウ艾は鄭倫を先鋒に姜維の背後に回ってきた。

廖化は一気に打って出る! 敵軍の先鋒鄭倫 を初太刀で一刀両断!

兜首獲ったどお~!( ゚д゚)!! 何が「蜀中に大将なし、廖化を先鋒とする」だっ! 続いて、第115回。

「またHOKUBATSU!?」 「負けてばかりなのにい( ゚д゚)?!」 「西蜀の将星が衰え(略)」

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左が廖化廖化「大将軍(姜維)…無茶ばかりやで・・・」

と、様々な反対意見を押しのけ、北伐を強行しようとする姜維伯約。 廖化にも相談を持ちかけた姜維

「今回はどこを攻めようかな?」 「ここ連年の出兵で、軍民共に生業にもつけず、加えて魏には油断ならぬ智者、トウ艾もおります。出兵を強行なさるのはそれがし賛成できかねます」

よく言った廖化! 文官共の諌めよりも、現場の先鋒からの一言の方が効いたはずだっ!

姜維もしまいには逆ギレ。

「わしに逆らう奴は容赦なく斬って捨てるぞ!」

なんて言う始末^^;

廖化は漢中の守備として残され、姜維は結局北伐を強行。演義ではこの戦いで夏侯覇は命を落としてしまった。

ryouka3 演義第116回~119回 司馬昭が蜀討伐を決め、鐘会 、トウ艾 に大将を命じ進軍。蜀の要害はたちまち落ち始め、姜維も諸葛緒 、楊欣 、王頎 、牽弘 に阻まれ大苦戦。軍をまとめて退却していると、廖化張翼と合流。

合流後、姜維は白水関で迎撃しようとしたが、廖化は、

「もはや四方敵に囲まれ、糧道も絶たれておりますゆえ、いったん剣閣まで退いて後図を策するがよろしゅうござります」

糧道も絶たれてって・・・かなり危険な状態。 白水関の強度はわかりませんが、飯抜きで守れるような所ではなさそう。

しかし、それでも姜維は心を決めかねていると、廖化が再び、

「白水はせまい道ばかりで、合戦をする場所ではござりませぬ。ともかく剣閣に退いて守りを固めるがよろしゅうござります。もしかしこを失えば、帰る道もなくなりますぞ」

Eね、廖化…。 戦の全体図が見えているし、判断力も素晴らしいです。

「白水にこだわるなよ!だからあっ!剣閣に籠れって言ってんだよっ!」

と、廖化のシャウトが聞こえます。廖化の判断が無かったら、剣閣普通に抜かれていたかもね・・・。剣閣に立て籠り、鐘会軍を食い止めた廖化。 しかし、演義第118回で劉禅は降伏。姜維廖化張翼 、董蕨 を引き連れて鐘会軍に降伏。 姜維は鐘会とともに反乱を企むものの失敗。廖化は乱軍の中で殺されはしなかったが、心痛のあまり死亡。

以上で三国志演義の活躍は終了。

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賊時代の廖化さん

黄巾の残党として登場。 賊仲間の杜遠を斬り捨て、一度は関羽に同行を断られたものの、劉備軍に入隊。 その後も目覚ましい功績を残してきた廖化

地味なキャラかもしれませんが、実力は折り紙つき。 三国志ゲームはたくさんでていますので、廖化も活躍させてほしいものです。

おつかれっ!廖化

蜀漢三老将って誰だか知っています?私は今日知りました^^;